決行 ページ4
エレナ 「…と、という訳なんです…！」
時々つっかえてしまったが、顔を見ずに話せたので何とか会話が成立した。こういう所は電話のメリットだ。機械越しに彼が悩んでいるような気配がする程度には近い気がするけど、これくらいなら耐えるしかない。
アラン 『…状況はわかった、状況はな。』
ため息と共に吐き捨てるようにアランさんが呟いた。
エレナ 「ぁ、あの…どうすれば良いんでしょう…ゎ、私、全然思い浮かばなくて…」
アラン 『あぁ、それで良い。マノン辺りなら自分で解決しようとしていただろうが、そうするにしてもまずは報告してくれないと困るからな。まずありがとう、君のおかげだよ。』
エレナ 「…そ、そんな…ぁ、あり、が、とうございます…」
唐突に褒められてびっくりしたが、どうにかお礼を言う。
アラン 『…けど、今すぐ俺ができる解決策は恐らくない。』
エレナ 「………」
…分かってたけど。何となくアランさんなら何とかしてしまうんじゃないかと思ってたから。きっとマノちゃんもそう考えたから、アランさんに電話しようと思ったんだろう。
アラン 『…その代わり、まもるに伝えておいてくれ。一つだけ起爆剤を送っておくから、上手く使えば回避出来る…かもしれないって。』
エレナ 「ふぇ？は、はい。」
アランさんの事だし、物理的な起爆剤は送ってこな…いや大丈夫かな、アランさんあぁ見えて天然な所あるし…
アラン 『それじゃあ、準備するから切るぞ。』
エレナ 「ぁ、ありがとうございました。」
確認する前に電話を切られてしまった。確認できなかった事で余計不安が煽られていくが、仕方ないだろう。ひとまずアランさんの言っていた事をまもるさんに伝える。エリンシアさんがいじっていた衣装を触っているが、きっと何か考えているのだろう。後は彼の判断に任せるだけだ。
まもる 「……エリンシアちゃん、サイズわかんないって言ってたのにピッタリだ。」
体育館のざわめきで消えそうなくらい小さな声でぼやいた。
まもる 「リサちゃんはランウェイの歩き方とか指導してくれたし、ヒマリちゃんだって応援してくれたし、他にも色々な人が手伝ってくれたんだ。僕なんかは頼りない人間だったのに、皆が僕の背中を押してくれて…やっとここまで来たんだ。」
耳につけてあったインカムを触り、恐らく連絡体制を整える。
まもる 「皆！ごめんおまたせ、衣装が届いた。最終準備始めよう！」
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ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» お久しぶりです！主人公「ああやって言って騙して捕食するんだぞ。」エレナ「ひっ、ひえぇ…！」アラン「おいやめろ、本気で怖がってる。」主人公「新感覚、脅迫デート！スリルが楽しめるよ！」女王「吊り橋効果もバッチリ！」相棒「変なもの宣伝するな！」 (2019年1月24日 15時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» あ、久しぶりのコメントだったからレスつけ忘れました… (2019年1月24日 14時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - マノンちゃんエレナちゃん〜！僕は人間なんて食べないよ〜！！エーフィ「コメントは久しぶりですね。」ブラッキー「いつも急だよな。」ゾロ君とまろつきさんがデート？マジかよゾロ君羨ましい←ニンフィア「テンションおかしいけどどうしたの？」なんとなくですよ〜← (2019年1月24日 14時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ガッブリチュウ！さん» 不覚にも名前に笑ってしまいました← ありがとうございます！応援に添えるよう頑張ります！ (2019年1月13日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ガッブリチュウ！ - 面白いですwエレナちゃんかわいい…！主人公ちゃんも大好きです！これからも応援します！ (2019年1月13日 17時) (レス) id: b531d7c70f (このIDを非表示/違反報告)
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