主人公「笑う門には福来る。知ってたかお前ら。」アラン「さすがに常識だ。」マノン「だよね。」女王「この歳になってもわからない人なんかいないだろ。」相棒「だよなぁ。」主人公「ほんとか？お？」相棒「お前いくらなんでも俺をバカにし過ぎだろ！」主人公「わかってたのかよー、つまんな。」相棒「こんなの数学に置き換えたら立方体の表面積の出し方くらいだろ。」主人公「ばなな。」相棒「バカはお前だよ。」 ページ8
ヒマリ 「ライチュウ！」
ライチュウ 「ラーイ！」
ライチュウが尻尾に乗ってヒマリの元へ突進してくる。一方あたしのギルガルドは落ち込んでいて動こうとしない。
ジョーイ 「ごめんなさい、怪我は治ったんですけど…」
A 「大丈夫です、ありがとうございます。」
つぶらで可愛らしい目を合わせようとせずに、ずっと下を向いて落ち込んでいる。しかしあたしはヒマリのように慰める事など出来ない。
A 「…負けたな、ギルガルド。」
ギルガルド 「…ルガ。」
A 「…Zワザ…重かったよな。」
ギルガルド 「…ルガ。」
A 「…そうだよな。あたし達が負けたのは、絶対運の強さだけじゃない。」
ヒマリが慰めてくれた事も一理あるし、バトルが終わった直後は運のせいだと思った。けど負けた原因は他にもあるって、バトルが終わってしばらくしたら分かった。
ヒマリ 「A、あの…ひ、ヒマリは元から運が強い方だって言われてたし…」
A 「気にするな、ヒマリ。…負けたのが運だけじゃないってんなら、勝つ方法はいくらでもあるんだよ。」
ヒマリ 「え…？」
どうせあいつらはインフルエンザなんだ、しばらくの間は動けない。その間にいくらでも特訓できる。
A 「運も実力のうちなら、あたしは運以外の実力でヒマリを倒すよ。…ヒマリの運じゃカバー出来ない位圧倒的な実力で。」
その方があたしの性に合っている。いつの間にか止まっていた涙を拭って、ギルガルドの柄を軽く撫でた。
A 「明日からは忙しくなるぞ。その気持ちを忘れないうちに、死ぬほど特訓するからな。」
ギルガルド 「…ルガー…」
A 「そうだな、ギルガルドはまだ弱かった。…そしてあたしも弱かった。だとしたら、あたし達に残された道は特訓しかないだろ。」
言ってることは分からないけど、ギルガルドの気持ちは何となくわかる気がした。あたしの影が、ギルガルドの影と重なって再び揺らめいていたから。
ヒマリ 「じゃあいつかヒマリともう1回戦うんだね！」
A 「あぁ。それまで首を洗って待ってろよ。」
ヒマリ 「うん！それまでにヒマリも、もっと強くなってるね！」
ライチュウ 「ライ！」
嬉しかったのか、ライチュウがあたしに突進してくる。今までならここでライチュウを投げ飛ばして逃げていただろうが、何故か今は平気でいられた。
ヒマリ 「ら、ライチュウ！？」
ギルガルド 「ルガ、ギルガ！」
主人公「ふっ…また増えてしまったぜ、あたしのライバルが…」相棒「…べ、別に良いし。俺にはヒガンという目標がいるし。」アラン「俺にもフラダリ代表という人が…」主人公「ふんっ、どっちもあたしのライバルだな。」相棒「うぐ…」主人公「まぁあたしは人当たりの良い方だしな！君達よりライバルの人数に差がつくのは仕方がないよー。」相棒「何か腹立つ！」マノン「…ライバルなんていないんだけど…」女王「お、同じく…。」アラン「お前らはそもそもバトルの場数が少なすぎるんだよ。」→←ガブリアス「ギルぅぅううう！」ギルガルド「ガブぅぅぅうう！僕、頑張ったよ！」ガブリアス「あぁ、頑張った！お前は頑張ったよ！」ゲッコウガ「まるで10年越しの再会みたいな泣き方だな。」リザードン「仕方ないわよ、あの二人だもの。」サーナイト「それに、実際ギルガルドは頑張ったものね。」ガルーラ「はい、頑張ったご褒美にご飯大盛りだよ。」ギルガルド「わーい！」ガブリアス「良いなー、ラムのみご飯だ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
- 最近はしてない様ですが、コメント欄でのチャットはサーバーが重くなる為、禁止されています。利用規約をきちんと読み、理解してから占いツクールを利用した方がよろしいかと。 (2019年1月20日 16時) (
レス) id: be00f2b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - まー操作さん» うひゃあごめんなさい、番外編書いてるうちにアブソル君に頑張って欲しくなって…。主人公「後付け乙、の展開になると思えばこっちの方が先になるようなペースだもんな。」すみませんね！マノン「急ぐんだよ！」はい。では！皆「「今年もよろしくお願いします！」」 (2019年1月1日 13時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まー操作 - ルキナ@電動式さん» 下のコメント日本語おかしくてすいません！とにかくルキナ様の考えている構造とペースで大丈夫なので！みんな「とにかく今年もお願い致します！」 (2019年1月1日 12時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
まー操作 - ルキナ@電動式さん» 全然大丈夫ですよ！ルキナ様の考えているのお任せ致します！弟「謝る事ないですよ！」 (2019年1月1日 12時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - スミレ&まーさん» 例のバトルがあるじゃないですか。女王「その件に関してもお詫び申し上げます。」マノン「謝罪ラッシュ！」そのポケモンを、アブソル君とジュカイン君にしてもよろしいでしょうか…？ちょっと変更したくて…！ (2019年1月1日 12時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
