アブソル「という事でまた過去編だ。」チルタリス「過去と現在を行き来しているんですねー。」ミミロップ「初の小説書きの試みなの！」ゾロアーク「正直、ポケモン系の小説で台本書きじゃないなんて、余っ程の腕がないと無理！って作者さんが考えてたもんねー。」チルタリス「それでも小説書きがやってみたくて、今回過去編と現在を書き分けるのに使われているそうですよ！」ロコン「それって、つまり僕達実験台にされてるんじゃ」ミミロップ「さぁさぁ過去編行ってみよーなの！」 ページ20
「…また、失敗しました…」
目の前にある真っ黒に焦げた鍋を見ながら、誰ともなしに報告する。
「ソッ。」
「慰めなくて良いですよアブソル。私はこうしてあなた達が一生懸命拾ってきてくれた木の実を無駄にする才能の持ち主なんです…」
旅を始めてもう何日目だろうか。未だに料理が上達しない…退化すらしているように感じる。
「キャモッ！」
「…コン。」
「だっ、大丈夫です！皆のポケモンフーズはちゃんと買い溜めてありますから！」
リュックの中から皆のポケモンフーズを取り出す。皆のお皿を用意して、それぞれに盛り付けた。
「さぁ、召し上がれ。」
言うや否や、勢いよく食べ始めた。皆お腹が空いていたのだろう。ポケモン達が食べ物に困ることはないだろうけど、私はどうしようかなぁ…って、真っ黒に焦げたシチューだったはずの何かを食べるだけなのだけど。
「コン…」
「…苦いです。」
苦い。昨日より苦い。昨日の反省を活かして砂糖を入れたはずなのに、何故か昨日より苦い。
「ブソッ。」
「…何故でしょう…何故苦くなるのでしょう…」
ぶつぶつと文句を言いながら、真っ黒い固形物を口に運ぶ。何だかこの固形物が美味しく感じるような気がする。
「うふふ…今日の黒炭はコクがあってまろやかですねー…」
「キャモ！？」
「しかもお代わりし放題です。うふふ…」
何やら新たな扉が開かれそうになった時、森の奥から爆音が聞こえてきた。森が私の料理に文句をつけた訳ではないだろう、何か原因があるはず。
「行きましょう、皆。」
黒炭を隅へやり、カバンに大半の荷物を詰めて走り出す。音が聞こえたのはこっちの方だ、ポケモン達の喧嘩か、それとももしかしたら…
「コンッ！」
「あ…ロコン！？」
ロコンが急に走り出す。彼は元々森にいたから、森のことは私達の中で誰よりもわかるのかもしれない。…今、急がなくてはいけないだけの理由があると言うことだ。
「…とは分かってるんですけど…！」
何せロコンは足が早い。対する私は最近黒炭しか食べていないせいで力が入らない。このままでは引き離される一方だ。
「キャモ、キャモッ！」
「ソッ！」
「キモリ、アブソル…私は良いですから、ロコンを…！」
どんどん姿が見えなくなるロコンを追いかけるのが先だ。私が足を引っ張るくらいなら…
「…ブソッ。」
「ひゃっ…！の、乗せてくれるんですか…？」
アブソルは何も言わなかったが、代わりに私を乗せたまま音がした方へ走り出した。
ミミロップ「料理下手だったなの？」まろつき「し、仕方ないじゃないですか。まだ旅に出たばかりだったんですよ！？」ゾロアーク「旅に出たばかりの人でも、料理上手な人はいるよ。」ロコン「やっぱり、まろつきが料理下手だっただけなんじゃ」まろつき「過去編はまだまだ続きまーす！」ロコン「…扱い酷くない…？」→←まもる「ねぇ、僕の扱い不遇過ぎない！？」作者「そらもう、まもるさんは残念系イケメンで定着してるから。」まもる「酷いよね！」ミミロップ「けど、純粋なイケメン枠なら既に相棒さんがいるなの。」まもる「う。」チルタリス「天才イケメン枠にはアランさんがいますね。」まもる「うぐ。」ゾロアーク「純情イケメン枠にはサトシがいるね！」アブソル「ショタイケメン枠ではまなとがいるな。」まもる「イケメン多すぎ！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
- 最近はしてない様ですが、コメント欄でのチャットはサーバーが重くなる為、禁止されています。利用規約をきちんと読み、理解してから占いツクールを利用した方がよろしいかと。 (2019年1月20日 16時) (
レス) id: be00f2b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - まー操作さん» うひゃあごめんなさい、番外編書いてるうちにアブソル君に頑張って欲しくなって…。主人公「後付け乙、の展開になると思えばこっちの方が先になるようなペースだもんな。」すみませんね！マノン「急ぐんだよ！」はい。では！皆「「今年もよろしくお願いします！」」 (2019年1月1日 13時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まー操作 - ルキナ@電動式さん» 下のコメント日本語おかしくてすいません！とにかくルキナ様の考えている構造とペースで大丈夫なので！みんな「とにかく今年もお願い致します！」 (2019年1月1日 12時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
まー操作 - ルキナ@電動式さん» 全然大丈夫ですよ！ルキナ様の考えているのお任せ致します！弟「謝る事ないですよ！」 (2019年1月1日 12時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - スミレ&まーさん» 例のバトルがあるじゃないですか。女王「その件に関してもお詫び申し上げます。」マノン「謝罪ラッシュ！」そのポケモンを、アブソル君とジュカイン君にしてもよろしいでしょうか…？ちょっと変更したくて…！ (2019年1月1日 12時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
