説教 ページ8
嵐のごとく去っていったアラン達は置いといて、自分達の教室に入る。私達はクラスの中心メンバーではないので、何人かの顔見知りと挨拶する位だ。
エリンシア 「朝のこの時間って何するのが正解なんだろうな。」
A 「宿題。」
ゾロ 「予習。」
エリンシア 「お前らに聞いた私がバカだったよ。」
…こういう時間って、何を話すのが正解なんだろうな。
また橙色の泡が弾ける。何だろう、この泡にも何か理由があるんだろうか。
A 「という事であたしは昨日終わらせた現代文ワークのテスト範囲分を提供しよう。」
ゾロ 「じゃあ俺は昨日終わらせた化学の中和滴定実験のレポートを提供しよう。」
A、ゾロ 「「交渉成立。」」
私が橙色の泡に気を取られている間に、2人が課題写しを始めたようだ。
エリンシア 「あっ…！私も化学のレポート移させて貰おうとしたのに！」
ゾロ 「残念だったな。Aが終わってからにしてくれ。」
エリンシア 「むぅ…」
困った、それでは間に合わない。化学のレポートを移させてくれる相手がいなくなってしまった。仕方ない、3年生の教室は少し遠いのだがアランに助けを求めるしか…
「ちょっとあなた達。」
A 「うっ、このどのクラスにもいる委員長の風格を持つ声は…！」
「課題を写し合うのはダメって毎日言っているような気がするんだけど。」
太腿辺りまである長い髪をかきあげながら近づいてくるのは、このクラスの学級委員長、アリスさんだ。
アリス 「宿題は自分の力でやりなさい。」
A 「自分の力でやったら白紙になっちゃうんだよー。」
アリス 「仕方ないでしょう、それが自分の実力なんだから。自分の実力だけの点数を貰うのは当たり前でしょう？」
ゾロ 「アリスが言ってるのも正論だけどさ、課題写すのも実力のうちというか…。」
アリス 「そもそも写す事自体が学校で禁止されているでしょ。校則違反の実力があっても意味が無いじゃない。それに服装もまただらしなくなってるし、持ち込んじゃいけないものも…。」
アリスさんのお説教が始まった直後、Aが鞄を抱えて教室から出て行った。
アリス 「あっ、待ちなさい！」
アリスさんも走って追いかけようとするけど、途中で止めた。恐らくAの運動神経には適わないからだろう。
アリス 「…それじゃあ、ゾロ君からね。」
ゾロ 「えっ。」
こうしてHRが始まるまでの間、ゾロはアリスさんに怒られ続けるのだった。
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ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» おー！です！お互い頑張りましょう！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろつき* - ルキナ@電動式さん» 続編行く前にですが、コメントする時間無さそうなので、続編おめでとうです！これからも応援してます！お互い勉強なども頑張りましょう！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 41a97d10d1 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» 主人公「大丈夫、バカしかいないからバレないよ。」相棒「失礼だなおい。…実際見抜く自信はないけど。」アラン「じゃああれだ、マスクをしてれば良いんだよ。それかモルスさんみたいな仮面か。」主人公「ショタになんて事させるんだよバカアラン。」← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» ゆうぐれ「番外編でボクってどーゆー扱いなんだろう…」？ゆうぐれ「だって、ボクはヒガンと違って人間に化ける事は出来ないもん。」羽を出してないときは牙みたいなの以外人間と同じだから大丈夫でしょー。シャワーズ「それでバレたらどうすんのさ…」記憶操作する← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» いやー、続編発表はタイトルワールドでやってましたが、今タイトルワールド使えないですからね…主人公「寂しいよね。」マノン「クレアちゃん…3000歳で…クレア…ちゃん…？」相棒「おいやめろマノンそれ以上言うな。」主人公「良いに決まってるじゃないかゆうぐれ君」 (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
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