仮眠 ページ35
結局、失敗した料理は何とかして形にし、冷蔵庫の中に詰め込んだ。明日の弁当に文句を言われても知らないフリをしよう。
シェイミ 『エリンシア、お風呂沸いたわよ。』
エリンシア 「ん…それじゃあ、さっさと入っちゃおうか。」
お風呂に入って歯磨き等を終わらせて、いつでも眠れるようにする。ここまで来てようやく、私は勉強する時間になるのだ。
エリンシア 「…はぁ、明日もアランに提出しなきゃいけないんだよなぁ…」
今日の勉強会でやった事を復習するための、アランの自作プリント。学校の宿題の負担にならないように1枚にしたって言ってたけど、その1枚の中に馬鹿みたいに問題が入ってるからあまり意味が無いのだ。
エリンシア 「…えーと、3/5×7/9は…？」
しばらくの間解いてみようと頑張ったが、半分位進んだ所で一度挫折する。息抜きに漢文の予習でも終わらせよう。
エリンシア 「えーと、これが再読文字だから…」
やはり漢文は簡単な物が多い、高校程度なら少し覚えるだけで大幅に得点が伸びる。国語で伸び悩んでいる人がいたら、是非漢文を取得して欲しい…って、誰に語っているんだ私。
とりあえず、次にやるべき予習の所まで終わらせた後、再びアランの課題に手をつける。しかし漢文を集中してやり過ぎたのか、だんだん眠たくなってきた。
エリンシア 「ん〜…1時間だけ仮眠しよ。」
今までそれで起きれた事がないのだが、このまま続けてもばななとしか書けない。頭を休めよう、そう思って机に突っ伏す。
仮眠中に見た夢は、どこか変わった夢だった。まず私が水の中に立っているのだ。不思議な感覚だったが、息も出来た。それだけでまず、今いる場所が夢の世界だと言う事を理解する。夢の世界なので夢の世界らしくぼんやり漂っていると、目の前に小さな橙色の光が灯った。
その光は私の頭に直接話しかけてくる。今のあなたの心はとても弱いのだと。自分の意志を誤魔化して、都合の良い解釈に逃げているのだと。
何を言っているのか分からなかった。私の意志は、確かにここにあるのに。そう否定した感情を抱くと、橙色の光は弱くなった。何だ、私の心を惑わしたかっただけか。
そう信じて疑わず、水に揺蕩うために目を閉じた瞬間。瞼の裏に、たくさんの病院の機械に繋がれた銀髪の少女が映った。よく見ようと慌てて目を開けるが、既にそこに姿はない。もう一度目を閉じてみても、何も見えない。しかし、あの銀髪は見た事がある。あれは多分、いや絶対に…
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ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» おー！です！お互い頑張りましょう！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろつき* - ルキナ@電動式さん» 続編行く前にですが、コメントする時間無さそうなので、続編おめでとうです！これからも応援してます！お互い勉強なども頑張りましょう！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 41a97d10d1 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» 主人公「大丈夫、バカしかいないからバレないよ。」相棒「失礼だなおい。…実際見抜く自信はないけど。」アラン「じゃああれだ、マスクをしてれば良いんだよ。それかモルスさんみたいな仮面か。」主人公「ショタになんて事させるんだよバカアラン。」← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» ゆうぐれ「番外編でボクってどーゆー扱いなんだろう…」？ゆうぐれ「だって、ボクはヒガンと違って人間に化ける事は出来ないもん。」羽を出してないときは牙みたいなの以外人間と同じだから大丈夫でしょー。シャワーズ「それでバレたらどうすんのさ…」記憶操作する← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» いやー、続編発表はタイトルワールドでやってましたが、今タイトルワールド使えないですからね…主人公「寂しいよね。」マノン「クレアちゃん…3000歳で…クレア…ちゃん…？」相棒「おいやめろマノンそれ以上言うな。」主人公「良いに決まってるじゃないかゆうぐれ君」 (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
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