ゲテモノ ページ33
エリンシア 「え？あ、あれ？」
この机に並べてある料理は、母上が作ったのだろうか。もし母上が作ったものだとしたらもっとゲテモノになっているはずなのに。
シェイミ 『…美味しい…ですって…？』
私も軽く食べてみようと思い、近くにあった野菜炒めを口にする。相応の覚悟を持って食べたのだが、その必要はなかった。普通に美味しい甘辛風味の野菜炒めだ。
オルティナ 「まさか、待ちきれない位にお腹空いたのか？」
エリンシア 「え？…母上、どうして料理を？」
オルティナ 「どうしてってお前、今日は仕事が忙しくなかったからだよ。」
エリンシア 「そうじゃなくて…」
続きを言おうとした所で、ふと気づく。そもそも昨日までの記憶が無いのにどうして母上が料理音痴だと思っていたんだろう。母上の料理がゲテモノだと思っていたにも関わらず、肝心のゲテモノ料理を食べた記憶が無い。なのにどうして…
シェイミ 『…エリンシア？』
シェイミに名前を呼ばれて再び意識を取り戻す。母上もシェイミも不思議そうに見てるし、何か喋らないと。
エリンシア 「…そうじゃなくて、母上は仕事頑張ってるんですから、忙しくないならゆっくりしてて下さい。」
答えが出るまでは変な事を言わない方が良い。ちょっと誤魔化してしまったけど、これも母上を危険から守るためだ。許して貰おう。
オルティナ 「…エリンシア…」
少し声が震えている。…怒られるのかな。
オルティナ 「お前は本当に良い子に育ってくれたなぁ！」
エリンシア 「わぶっ！？」
急に抱きしめられる。母上は普段通りタンクトップなので、制服を通して母上の温もりが感じられた。
オルティナ 「誰に似たんだ本当に〜。」
エリンシア 「せ、性格は父上と母上を足して2で割ったようだってよく言われるんですけど…」
オルティナ 「じゃあその優しさはゼルギウスから来たんだな！」
今度は頭を撫でられる。折角セットした髪の毛がぐちゃぐちゃになってしまったが、母上にやられたからか怒りは湧いてこない。
エリンシア 「…母上も優しいです。」
オルティナ 「そりゃ相手がエリンシアなら優しいけどな、他の奴だと鬼みたいだとよく言われるんだよ。昔の不良癖が抜けないんだ。」
少し声が悲しそうに小さくなったが、それについて言及する前に母上が私から離れた。
オルティナ 「…さ、早くご飯作り終えるぞ。エリンシア、折角降りてきたんなら手伝ってくれるか？」
…母上が言及されたくないなら、しない方が良いんだろうな。
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ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» おー！です！お互い頑張りましょう！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろつき* - ルキナ@電動式さん» 続編行く前にですが、コメントする時間無さそうなので、続編おめでとうです！これからも応援してます！お互い勉強なども頑張りましょう！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 41a97d10d1 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» 主人公「大丈夫、バカしかいないからバレないよ。」相棒「失礼だなおい。…実際見抜く自信はないけど。」アラン「じゃああれだ、マスクをしてれば良いんだよ。それかモルスさんみたいな仮面か。」主人公「ショタになんて事させるんだよバカアラン。」← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» ゆうぐれ「番外編でボクってどーゆー扱いなんだろう…」？ゆうぐれ「だって、ボクはヒガンと違って人間に化ける事は出来ないもん。」羽を出してないときは牙みたいなの以外人間と同じだから大丈夫でしょー。シャワーズ「それでバレたらどうすんのさ…」記憶操作する← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» いやー、続編発表はタイトルワールドでやってましたが、今タイトルワールド使えないですからね…主人公「寂しいよね。」マノン「クレアちゃん…3000歳で…クレア…ちゃん…？」相棒「おいやめろマノンそれ以上言うな。」主人公「良いに決まってるじゃないかゆうぐれ君」 (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
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