良い日 ページ2
私は離れていたので無事だったが、父上はきっとそれなりの怪我を負って帰ってくるだろう。
オルティナ 「まったく…あいつという奴はいつもいつも…」
そしてその怪我を、何だかんだ言いながら母上が手当するんだ。
エリンシア 「おはようございます、母上。」
オルティナ 「ん？…エリンシアか、おはよう。」
濃い茶色の髪をかきあげながら笑う。優しいその顔つきは、先程バットで人を殴り飛ばしたとは思えない。
エリンシア 「…応急セットはここに置いときますから。」
オルティナ 「おー、ありがとな。ゼルギウスが勝手に使うだろ。」
母上はそう言っているけれど、いつも本当は自分で治しているのを知っている。母上の小さなツンデレという奴だろう。
エリンシア 「あはは…それじゃあ、私は先に待ってますから。母上も、父上の治療をちゃんと見ててあげて下さいね。」
オルティナ 「あー…待て、エリンシアは学校だろう？遅れないように一緒に食べよう。」
エリンシア 「え？でも、父上は…」
オルティナ 「あいつより、お前が遅刻する方が余っ程問題だよ。すぐに用意するから、先に行っててくれ。」
エリンシア 「わかりました。ありがとうございます。」
深く一礼して部屋を去る。父上より少し早めに母上が来てくれる事なんて滅多にない、今日は良い事があるかもしれないな。
エリンシア 「…♪」
鼻歌交じりに廊下を歩き、シェイミ達の待つ食堂に戻った。
シェイミ 『あら、おかえりエリンシア。』
ヤヤコマ 「キュイ！」
エリンシア 「えへへ…今日は母上が一緒に食べてくれるんだって。」
シェイミ 『え、オルティナが？』
エリンシア 「意外だっただろ？私も意外だった。」
まだ少し浮かれた気分でシェイミに話しかける。
シェイミ 『え…？そ、そうね。』
エリンシア 「けど何故かOKしてくれた。今日はいい事あるかもなぁ、皆？」
ヤヤコマ 「キュイ！」
ヤヤコマは嬉しそうだけど、シェイミはどこか引っかかる所があるようだ。
エリンシア 「何か気になるのか？」
シェイミ 『…大した事じゃないのよ、エリンシアが気にする事じゃないわ。』
エリンシア 「そうか。」
少し気になるけど、シェイミが気にしなくて良いと言うのなら気にしなくて良いんだろう。
本当に？
パチンッと橙色の泡が弾けて消えた。…またか、しかも今度は声付きだ。
シェイミ 『エリンシア？』
エリンシア 「何でもないんだ、気にするな。」
実際大したことはないだろう。少し疲れているだけだ。
シェイミ 『…そう。』
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ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» おー！です！お互い頑張りましょう！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろつき* - ルキナ@電動式さん» 続編行く前にですが、コメントする時間無さそうなので、続編おめでとうです！これからも応援してます！お互い勉強なども頑張りましょう！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 41a97d10d1 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» 主人公「大丈夫、バカしかいないからバレないよ。」相棒「失礼だなおい。…実際見抜く自信はないけど。」アラン「じゃああれだ、マスクをしてれば良いんだよ。それかモルスさんみたいな仮面か。」主人公「ショタになんて事させるんだよバカアラン。」← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» ゆうぐれ「番外編でボクってどーゆー扱いなんだろう…」？ゆうぐれ「だって、ボクはヒガンと違って人間に化ける事は出来ないもん。」羽を出してないときは牙みたいなの以外人間と同じだから大丈夫でしょー。シャワーズ「それでバレたらどうすんのさ…」記憶操作する← (2018年9月21日 17時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» いやー、続編発表はタイトルワールドでやってましたが、今タイトルワールド使えないですからね…主人公「寂しいよね。」マノン「クレアちゃん…3000歳で…クレア…ちゃん…？」相棒「おいやめろマノンそれ以上言うな。」主人公「良いに決まってるじゃないかゆうぐれ君」 (2018年9月21日 17時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
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