女王「はい、926話。」マノン「アケビさんって良い人なのかな？」主人公「理系。」マノン「それだけじゃ判断出来ないじゃん！」主人公「理系自慢をしてくる奴は大概性格悪い。」マノン「アケビさんいつ自慢してたっけ！？」主人公「さっきHMEだのZ2だの言っていた。」アラン「あれもダメなのか！？」相棒「じゃあ文系はなんて言うんだよ。」主人公「なんか凄い奴。」女王「語彙力！」 ページ18
それからはしばらく無言でデータまとめに入る。さっきの言葉に嘘偽りはないらしく、Aの感情データを淡々と処理しているようだ。
モミジ 「…なんだかなぁ。」
アケビ 「何が？」
モミジ 「面白くないのよ。」
アケビに裏切って欲しい訳じゃない。けれど、このままだとただのよくあるレポートになってしまう。出来ればそれは避けたい。
アケビ 「またモミジの変な癖が出たわね。」
と言いながら座っていた椅子から立ち上がる。
モミジ 「アレ、もう行くの？」
アケビ 「そろそろエリンシアの所に行かないと。」
これ終わらせとくわね、と手をヒラヒラしながら研究室を出ていく。
モミジ 「変わったわね、アケビ。」
今までのアケビなら、こんな任務を楽しそうにはこなさなかっただろう。それが今やエリンシアと共にドライブに行ったり、pharmaceuticalの不正を検挙してきたりと、毎日が充実している感じだ。
彼女がどう変わろうと物語の筋書きが変わったりはしないはずだけど、友達が変わるのはやはりどこか寂しい。
そんな憂いを吐き出すように天井に向かって大きくため息をつく。ガサゴソと動く天井上の生き物の影が見えなくなった。バレていないと思っている辺り滑稽だ。
モミジ 「さて…アナタがどう動くか見せてもらうわね。勇者が守る箱入り姫の騎士様？」
ニイッと口角を吊り上げた後、またレポート作成に戻った。
ーーー
シェイミ side
こっそりとモミジという女のいた部屋の天井裏から移動する。…大変な話を聞いちゃったじゃない…！
人間の文化や技術には疎い方だけど、そんな私ですらヤバいと感じるような実験。Aの感情に直接呼びかけるだなんて。
それだけならまだ良い。けど問題なのは、エリンシアの側にいるアケビっていう女も平気な顔をしてその実験に加担している。今は大丈夫だろうけど、その矛先がいつエリンシアに向くか分からない。
シェイミ 「…疑わなきゃいけないのが、Aだけじゃなかっただなんて。」
このままだと、エリンシアが危ない。今のうちにエリンシアに警告しなくっちゃ。今まで話せてなかったけど、今日はちゃんと伝えなきゃ。
シェイミ 「えっと…エリンシアの部屋はどっちだったかしら？」
天井裏を這って移動する。単に移動するだけなのに、心臓の音がうるさい。緊張しているんだろう。エリンシアと話すだけでこんなに緊張する日が来るなんて。…けど。
シェイミ 「あなたは絶対、私が守るから。」
相棒「927、話！」シェイミ「久しぶりに私の出番じゃない。最近は庶民のバトルだったから、久しぶりに高貴な成分が補給出来そうね。」主人公「理系自慢の容疑で逮捕する。」アラン「どこに理系の要素があった！？」女王「補給。」マノン「嘘でしょ！？」女王「補給とかカッコつけて言わなくて良い！」相棒「それがカッコつけてると判断される世の中の世知辛さよ…」→←アラン「925話で…」主人公「舐めとんのかあのアマ。」女王「急に口が悪くなった！」主人公「何がHMEだよ。何が稀有な天才だよ。理系自慢は他所でやれ。」アラン「それ、俺に言ってないよな？」主人公「全理系に向けて言っております。」相棒「巻き込まれる理系の身にもなってくれ。」
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ルキナ@電動式(プロフ) - すーさん» いえいえ。分かりにくい表現してしまってごめんなさい。何かありましたらまたどうぞ！ (2018年12月22日 13時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
すー - ルキナ@電動式さん» なるほど...!詳しく教えて下さりありがとうございました！ (2018年12月22日 13時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - すーさん» ゲームポケモンをご存知なら知っていると思いますが、ポケモンにはHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さというパラメータがありまして。それを略して『H:HP、A:攻撃、B:防御、C:特攻、D:特防、S:素早さ』でHABCDSと言うのです。ちなみに公式の言い方ではないようです… (2018年12月22日 13時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
すー - すいません、913話のタイトルの会話にでできたASとCSってどういう意味なのでしょうか？ (2018年12月22日 13時) (レス) id: b815c694cc (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» 主人公「…ありがと。嬉しいよ、本当に。」相棒「…ばっかやろー、しんみりすんなよ、お前のくせに。」マノン「…なっ、なってやろーじゃない！まなと君もびっくりするような美人になってみせるんだから！」だめだ本気で泣きそうだ…！本当にまた会える日を待ってます！ (2018年9月2日 18時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
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