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主人公「ばなな。」アラン「何に反応したんだ!?円周率か!?」女王「ばなな。」相棒「高確率でそうだな!」マノン「円周率って言葉だけでもダメなの!?」女王「π。」アラン「うん、円周率だな!」主人公、女王「ばなな。」相棒「πは良いけど円周率はだめなのか!」 ページ32

アラン 「そうやって上手いことやる気を調節すれば、引き分けになるのはそう難しい事じゃない…はずだ。」

ゾロ 「…わかった。俺はその作戦で良いと思う。」

アラン 「じゃあ、他の皆に説明して来る。」

ゾロ 「頼んだ。」

俺が考えるべきことは、どうやって士気を上げ下げするかだな。

まなと 「…ゾロのお兄さん。」

ゾロ 「ん?」

まなと 「そろそろ入れるって。」

ゾロ 「そうか。」

何故俺に言ったのか目的はわからないが、そろそろ始まるなら気合入れて考えないと。

まなと 「…ゾロさんは、」

ゾロ 「なんだ?」

それだけいって口を噤んでしまう。そう言えば人見知りなんだったか。

まなと 「…ゾロさんは、ねーちゃんのこと好き?」

ゾロ 「あぁ。」

迷うことなく即答する。

まなと 「…ふーん。」

突然なぜそんな事聞いてきたんだろうか。少し腹の中を探らせてもらうか。

ゾロ 「まなと君、お前は?お前は姉や兄のこと好きか?」

まなと 「…別に、普通。」

目が泳いでるぞまなと君。

ゾロ 「あのなぁ…世の中、素直に伝えないとダメな時だってあるんだぞ?」

まなと 「…お兄さんはどうなのさ。」

澄んだ青色の目をむける。俺のことか。

まなと 「僕には、大事なことを伝えてないように見えるけど。」

ゾロ 「…気のせいじゃないのか?」

悪いが、年下の少年に見抜かれるわけにはいかないんだ。お前にバレるようでは、俺は皆と一緒にいる事が出来ない。

まなと 「ふぅーん…?」

ゾロ 「俺は大事なことなんか隠してない。」

お前が鋭いって事は、俺の胸にとどめておくから。今はそれで我慢してくれ。

まなと 「じゃあ…お兄さんは、ねーちゃんの彼氏なの?」

意図的に話を逸らしてくれたのだろう。彼の双眸からはそんな優しさが伝わ…ん?

ゾロ 「は?」

まなと 「だって、好きなんでしょ?」

ゾロ 「あのなぁ…そういう意味じゃねーから。」

どうして近頃のちびっ子はそういう事に持っていきたがるんだか。

まなと 「…じゃあ、マノン君?」

ゾロ 「何で君なんだ。マノンだって立派な女の子だろ?」

マノン 「ブッッッ」

何故か遠巻きにマノンが何かを吹き出した。

まなと 「女の子…?」

ゾロ 「女の子だろ。」

まなと 「…へぇ〜…」

…もしかしたら俺、まなと君の事苦手かもしれない。

と、心の中でにがり切っていると、俺のカバンが大きく揺れた事に遅まきながら気がついた。

主人公「未だにラーメンの大食いが始まらない事件。」相棒「仕方ない、恋愛小説って言いながら16編の間恋愛をしなかった小説だぞ。寄り道が多いのは当たり前。」アラン「その事掘り返さないでくれるか?」主人公「さてくっつくのはいつになるのやら。」マノン「いや、その前にラーメン食べようよ。」女王「そ、そろそろ始まるから…(震え)」→←ガブリアス「なぁギルガルド。」ギルガルド「なぁに?」ガブリアス「これって、恋愛小説だったよな?」ギルガルド「言いたいことはわかる、けどこれしか言えないの。『番外編だから何してもセーフ』としか言えないの。」ゲッコウガ「恋愛小説だって、真面目にラーメンの大食い対決の考察をしても良いだろ!」ギルガルド「良いのかなー?」サーナイト「良くはないわね…」



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ルキナ@電動式(プロフ) - マリーナさん» 主人公「おかえりなさいませー!」良かった、無事に行って帰って来れたのですね。相棒「当日に熱出した作者と違って、ちゃんとロマンを感じて来たらしいぞ。」修学旅行のお小遣い全部課〇に使ったから!主人公「人間のクズじゃん!」…はい、沢山はなしましょー! (2018年6月8日 19時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
マリーナ - マリーナです!2泊3日の修学旅行楽しんできました〜旧開智学校ではロマンを感じて来ました(笑)また沢山コメントしていきまーす (2018年6月8日 18時) (レス) id: fa926c2617 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» イーブイ「僕もバトンタッチ覚えたいなあ…」サンダース「あげるのじゃ。」イーブイ「?これ、ハートのうろこ?」いや勝手に技変えようとしないで!?アラン「ミ〇キはあのままが良いと思う。あの、ゾル家の癒しな感じが。」主人公「癒し…だとっ…!?」 (2018年6月6日 21時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン(プロフ) - ルキナ@電動式さん» イーブイ「バトンタッチは私達によく覚えさせられてるよね。」イーブイちゃんはバトンタッチ覚えてないけどね。イ○ミ「キルは家の跡継ぎだからね。」ゾル家一じゃないとダメだって?イ○ミ「うん。」ミ○キも痩せたら強そうだよね。太ってた方が良いと思うけど。 (2018年6月6日 18時) (レス) id: 4ba3c630ea (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» ギルガルド「ゲッコウガ、バトンタッチ!」ゲッコウガ「おう任せろ!」主人公「覚えてない技を使うなー!」ギルガルド「アンテナ飛んできたら、かげうちで撃退するもん!」相棒「飛ばさねぇって言われてるだろ!」いや、ゾル家の中ではキ〇ア君が…主人公「やかましい」 (2018年6月6日 16時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルキナ@電動式 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月27日 22時

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