主人公「番外編2話〜。」相棒「な、聞かせるような話じゃねぇだろ？」トゲキッス「あら、ロマン溢れてるじゃない、囚われの王子様とそれを助けるお姫様…！」相棒「お前、言ってて自分でおかしいって思わないのかそれ？」ギルガルド「アレを読んでその感想になるのはなんでだろうね？」主人公「いや、トゲキッスがバカだからだろ。」 ページ37
ゾロ 「…何、だこれ。」
取り出して見ると、青い包み紙の飴だ。何でこんなものが髪の毛にあるんだ？身体検査は念入りにやられたはずなのに。
A 「おっ、見つけたか！それだよ、それがふしぎなアメだ。」
ゾロ 「…何で見えないのにわかるんだよ。」
A 「そんなの、あたしが仕組んだからに決まってるだろ？」
一瞬でネタばらししやがった。本当に何なんだこの女は。一体何が目的なんだ？
A 「これで、あたしがお前を引っ張り出す理由は出来たわけだ。下準備は完了だな。」
ゾロ 「おいお前、いい加減に何が目的か答えろよ！」
我慢出来ずに、壁に向かって叫んでしまう。しかし、答えはない。…本当に幻聴だったんだろうか。
ゾロ 「…ははっ、そんなに甘いわけねぇよな。」
突然ヒーローが現れて、俺をここから出してくれるだなんて、そんな上手い話はあるわけが無い。その現実を噛み締めながら、壁に向かってうなだれる。
A 「いや、甘いぞそのアメは。」
ゾロ 「誰がアメの話をしてるんだ！…よ…？」
後ろからトンチンカンな事を言われたせいで、後ろを振り返ってみると、先程までの声の女が立っていた。どこから入ってきたのだろう、さっきまで壁の外にいたのに。そもそもここは厳重に封鎖されているはずなのに。
A 「甘くて苦くて酸っぱくて渋くて辛いんだ。」
ゾロ 「めちゃくちゃだろその味！」
A 「…っふふ、やっぱりあたしが見込んだ通りの奴だな！お前！」
いつ見込まれたんだ俺は。こんな女見た事ないぞ。顔はそれなりに整ってるのに、それを台無しにするかのような汚れたパーカーを着てるし。
ゾロ 「…何なんだよ、お前は。」
A 「あたしの事は良いんだよ。もっと大事なのはお前だ。」
俺の何が大事なんだ。
A 「旅は道連れ世は情け。だと言うのにあたしには道連れがいないんだよ。って事でさ…」
あたしの
名前も知らない彼女は、そう言った。
A 「ふしぎなアメ1個くれたら、お前をこの牢から引っ張り出してやる。お前がそのふしぎなアメ食べたら、あたしは何事もなかったかのようにここから去ってやる。」
こんなめちゃくちゃな言葉も付け加えて。
ゾロ 「…んなもん、決まってるだろ？」
ペリペリと包み紙をめくる。飴本体は七色に光っていた。
ゾロ 「…ほらよ。」
俺は女の口にめがけて七色の飴を投げた。
相棒「番外編3話だ。」主人公「ちなみに本当は甘いからな、ふしぎなアメ。」ガブリアス「中身って七色なのか？」主人公「PokemonG〇を見てみると、七色とはとれなくはない色だったんだよ。」ギルガルド「つまり作者にも自信がないんだね！」主人公「そうだな、ちなみに作者は何の呪いかふしぎなアメを使ったらだめな気がしてきたらしい。」相棒「ほぼ100%お前の呪いだよ。」→←トゲキッス「番外編！我らがトレーナー、相棒君と主人公ちゃんの告白シ…」相棒「んなわけねぇだろ！単に出会いだ！」トゲキッス「そう、確かにまだ少し早かったかしら…？」相棒「そうだな、その機会は永遠に来ないだろうよ。」トゲキッス「けど、いつかこの出会いをあなた達の子供に聞かせることになるはずよ〜！」相棒「うるせぇ絶対そんな事にはなんねぇぞ変態！」主人公「そもそも聞かせるような話じゃねぇしな…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルキナ@電動式(プロフ) - ガゼルの部下さん» おおおお久しぶりです！確かにあれからかなり話が進みましたよね。まだまだ完結には程遠いですが、なるべく頑張って更新して行く所存ですので、これからも見れる時に見てほしいです！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ガゼルの部下 - お久しぶりです。更新おめでとうございます。たくさん話が進んで嬉しかったです。これからも頑張って下さい (2018年3月22日 1時) (レス) id: a368150e7b (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - ヒガンさん» ありがとうございます！せめてイベントか何かは発生して欲しいと作者自身も思っておりますが、どうなる事やら…主人公「そんな事言ってないで絶対やれよ！絶対だからな！」は、はぃぃ！ (2018年3月18日 19時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» 数字を変えて解く…やってみたいと思います！グレイシア「その前に計算ミス減らさないといけないけどね。」解いてたら早速計算ミスあったけど気にしない！イーブイ「終わらないと本当に強制補習になって更新出来なくなるよ？」…頑張って来ます…お互い頑張りましょう！ (2018年3月18日 19時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルキナ@電動式(プロフ) - まろつき*さん» 主人公「ばっちりだぜ。」女王「むしろ何で出来ないんだ？覚えれば出来るだろ。」アラン「典型的な文系思想！」主人公「例えば語呂合わせ考える人とかいるけど、ポケモンの名前覚えるのに語呂合わせ使ったヤツおる？要は勢いなんだよ。」相棒「出来たら苦労しねーよ！」 (2018年3月18日 19時) (レス) id: 993dee39c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルキナ@電動式 | 作成日時：2018年3月5日 10時
