BLUELOCK (ページ23)

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ロッカールーム

ｳﾞﾝ

絵心「うんうん

いい線いってるねー

やあやあ才能の原石共よ

さっきチームZ(お前ら)のいる伍号棟の第二試合が終了しチームVが“8対0”でチームＹを破りました

これが残影順位だ」

1(順位) V(チーム) 3(勝ち点) +8(得失点差)

2(順位) X(チーム) 3(勝ち点) +4(得失点差)

3(順位) W(チーム) 0(勝ち点) 0(得失点差)

4(順位) Z(チーム) 0(勝ち点) -4(得失点差)

5(順位) Y(チーム) 0(勝ち点) -8(得失点差)

五十嵐「“8対0”!?」

成早「マジかよ...チームV強すぎ...」

絵心「“0”から“1”かなるほど...

考えてることは合ってるけどチームZ(お前ら)...

肝心の“0”から“1”にする方法を理解(わか)っていないみたいだなぁ

そのためにはまず...日本という国の話をしよう

日本人ってのは役割を与えられるのが好きな奴らだ

世のため

人のため

誰かのために

役割を全うするのが得意な国民性だ

それが美徳だと思ってる

スポーツに置き換えるとわかりやすい

日本が世界と対等に渡り合えるメジャースポーツ...それは野球(ベースボール)

ピッチャー、キャッチャー、内野手･外野手、1番バッター、4番バッター

そして何より攻･守が完全にわかれたイニング制であり

タックル等の身体のぶつかり合いのないフィールド...

明確にその役割を与えられ自分の仕事に全力を注げばいい

このスポーツは日本人の特性に非常に適合(マッチ)しています

故に強い

でもサッカーは違う

故に必要なのは“独力”

お前1人の個の能力(チカラ)だ

サッカーにおいて今日本人が世界に誇れるポジションがどこかわかるか？

MF(ミッドフィルダー)とSB(サイドバック)だ

“チームのために(フォア･ザ･チーム)”で身を粉にし決まり事を全うすることでストライカーの“1”を“100”にするポジションに優秀な選手が多く生まれるのは当然だ！

故に革命は起きない

さあ才能の原石共よ

意識を書き換えろ

サッカーにおいて得点を奪うというのは相手の組織を“破壊する”という行為(コト)

つまりストライカーとは“破壊者”だ！)」