賭ケグルイ双

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葵「ようこそ、善咲会へ」



葵「よりよく咲くための会、善咲会。
生徒会長、桃喰綺羅莉を引きずり下ろす、その志を共にする仲間だ」



すると、そこにいた全員胸元のバッチを見せる。



葵「早乙女芽亜里だ。たった今ギャンブルで凪に勝った」



拍手が起こる。



凪「ぉおい、やめろ！僅差だ、僅差」


『どんまいです』


凪「Aまで、？」



雪見「失礼しよう。こいつはやばい会だ」


芽亜里「あ、や、待って」



雪見とつづらが芽亜里を外に連れていこうとすると、扉が開いた。


すると、咲良が部屋に入ってくる。


雪見「み、三春滝咲良っ」


芽亜里「だれ？」


雪見「生徒会美化委員長だよ。どうしてここに？」


葵「咲良も善咲会のメンバーだ。それに、許嫁だしな」


雪見「なるほど、それで」



3人「「「えぇ！？！？」」」



咲良「早乙女芽亜里を入会させる。本気なのか」


葵「あぁ」


葵「お前も凪とのギャンブルを見たなら異論ないだろ？」


雪見「いいなずけ？」


芽亜里「戦国？鎌倉？平安？いつの時代？」


つづら「あのー結婚する、あれですよね？」


芽亜里(というか、壬生臣葵、てっきりAちゃんのことが好きなのかと思ってたよ！)



葵「そうだよ。壬生臣家と三春滝家は
いわゆる名家ってやつだからな。親同士で決めたんだ」


『……』


3人「「「へぇぇぇ」」」


つづら「え、Aちゃんは？」


葵「Aもこの善咲会のメンバーだ」


『……』



目を逸らしながら小さく頷くA。


雪見「…その、なんで名家で生徒会役員の2人が反体制派なんすか、？」



葵は3人に詰め寄る。



葵「この学園の狂った状態を変えたいからだ。具体的に話そう」


咲良「葵っ」


葵「心配ない。彼女達は売ったりしない」



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