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とある賭場に壬生臣葵と桜沢Aの姿があった。
『先輩。なんでこんなとこ』
葵「とうとう壬生臣さえも言ってくれなくなっちゃった?」
『先輩』
葵「まあまあ」
そこへ1人の男が近づいてきた
男「どうもどうもどうも。
これは壬生臣様と桜沢様。生徒会役員が直々とは」
そう言ってAの肩に付いたゴミを取ろうと
した。
が、葵によって遮られ、葵がAの肩に触れた。
葵はAから見えないように男に睨みをきかせた。
男「ッ!失礼しました。ところで今日は何か?」
葵「悪い。怖がらせた?視察だよ、視察」
葵「遊んでると綺羅莉に怒られるしさ」
『先輩?(圧)』
葵「遊んでないから笑」
男「で、今日は?」
思わぬ生徒会役員の姿に怯えている様子だ。
男にそう言われるとソファから立ち上がった葵。
葵「ほんとに何も無いよ。ここは健全だろ?
使用料も滞納せず、イカサマもない」
そう言って、とある生徒のチップを動かす葵。
葵「もう少し上手く出来ると思うよ」
立ち去る葵とソファから立ち上がって
留まるA。
葵の置いたチップは当たっていた。
男たちの慌てた様子を見て、
『…イカサマ』
小さな声でそう言ってAも立ち去った。
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Aが廊下へ行くとすぐに葵が壁に寄りかかって待っていた。
葵「なにやってんの」
『別になにも』
『…よく分かりましたね、イカサマだって』
葵「まあね、Aは素直すぎるの。もっと人を疑わなきゃ。
さっきの男にだって肩触られそうだったでしょ?」
『別に気にしないですし、あんま関係ないと思うんですけど』
葵「そういうとこだって」
『??』
別にAの彼氏でもなんでもない、
ただの先輩である葵がここまで気にすることあるだろうか?
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N(プロフ) - ユリアさん» ありがとうございます♡亀更新ではありますが、楽しんで頂けるように頑張ります! (2022年10月16日 22時) (レス) id: dcd0bd34c4 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 面白かったです。続きを楽しみにしています! (2022年9月24日 18時) (レス) @page45 id: c598b26d28 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - リノさん» ありがとうございます!期待に応えられるか分かりませんが、頑張ります!亀更新にはなりますが、待っていただけると嬉しいです♡ (2022年9月24日 17時) (レス) id: dcd0bd34c4 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 壬生臣葵と上下凪も両方大好きなので、最高すぎます!これからも楽しみにしてます! (2022年9月24日 2時) (レス) @page42 id: 120e2dfc65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N | 作成日時:2022年7月24日 0時