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小｜中｜大｜｢また雨だ………｣






雨の降る日には決まって私に雨が降る。





ポツポツと頬を濡らして、



制服に斑をつける冷たくて鋭い雨。






｢もう疲れた｣



激しい雨の音に紛れるように小さく弱音を吐く。






中学時代友達のいないクラスで暗くなってしまった私の性格。


理不尽に嫌われ人も怖くなってしまった今。




幼い頃から抱える誰にも言えない悩み。







“ 全て雨に流してしまえれば ”









雨の中唯一救ってくれた大好きな歌を




自分の存在を示すように口ずさむ。









｢いい歌だね｣





急に黒い雲が開いて太陽が顔を出すように、





私を救ってくれた君の笑顔。執筆状態：連載中









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作者名：chal | 作成日時：2018年12月11日 18時

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