17話 ページ19
翌日
絵心さんに呼ばれたのであの4人のことを言うのにも丁度いいと思い足を向けた
「失礼しまーす。(名字)です。」
絵心「Aちゃん、遅い。」
「すみません。ミーティング回ってました。それで、お話って何ですか?」
帝襟「それはAちゃんも聞いてると思うんだけど、今一次選考が始まっているでしょう?」
帝襟「それでね一緒に見ていてもらいたいのだけど、いいかな?」
「え?なんで私なんですか?私サッカー何も知りませんよ?」
いかにも不思議な顔をしていても絵心さんにはバレているようだ
そりゃそうか
全国から見込みのある選手達を集めるほど才能の原石を探しているのだから
絵心「Aちゃん、ここには日本のサッカー選手についての情報なら溢れるほどある。そんな中でもバレないはずなんて無い。まずそれがなきゃ君の支離滅裂な面接で採用するはずないんだから。」
「支離滅裂って、そんなにですか?」
冗談半分でみるが無理だ
きっと気付かれている
絵心「君のその目で選手達の武器を見つけ出せ」
「……私が、絵心さんや帝襟さんの望む目を持っていたらできるんでしょうけど、無理です。私は何も知りません、捨てました。」
「この話はもう終わりにしてください。聞きたくもない、見たくもないんです。本当は」
絵心「…じゃあこの話は一旦、おしまいだ。」
絵心「で?そっちも話があるんでしょ?」
その言葉にやっと4人のことを思い出した
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作者名:ソバチャノ | 作成日時:2024年2月8日 17時