シリアルキラーの被害者は親友だった【ハズビンホテル】 (ページ8)

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客人用の部屋ページ8

城までの道のりは初めての羽で移動した

いつの間にか増えていた体のパーツに驚き操作もままならなかったがルシファーが教えてくれなんとか城まで飛ぶことが出来た

「ここが…ルシファーの城？」

ルシファー「あぁ。さぁ、上がって」

目の前には大きな塀と門

地獄初心者の私でさえこの城が地獄１凄いのだろうということはわかる

少し足が怯むがルシファーに着いて中に入る

中は以外にも可愛らしいというか

私が想像していたような魔王城のようなものではなかった

ある一室に案内される

ルシファー「この部屋でこれから過ごせばいい。何かあれば使用人を呼んでくれて構わない」

そこは天蓋つきのベッドに大きな窓と広いバルコニーのある部屋で

クローゼットから机、部屋に必要な家具はほぼ揃っていた

「いいの？とても…その…別の誰かに用意されていたように思えるけど」

ルシファー「ここは元々客人用の部屋だ。問題ない」

問題ない…ね

私には問題有り

庶民で平凡な生活を送ってきたのに

地獄にきていきなり天蓋つきのベッドだなんて

でもこれもルシファーの親切心なのよね

それを無下にするわけにもいかない

「ありがとう。とても助かったわ」

ルシファー「それはよかった」