今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:88,836 hit
小｜中｜大
裏面 ページ44
裏面衣装の初期達
夢主ちゃんはエマちゃん達が来る前からここにいた。
これは今まで他人に見せたことのない顔であり、取り戻せない過去を象徴している。
最近、エマちゃんやエミリー先生達の様子が可笑しい。
「ピアソンさん…私の天使…」
「あは…マイスイート」
前までエマちゃんはピアソンさんにあんなこと一度も言ったことなかった。
「エミリー先生、あのときは逃してくれてありがとう！」
「良いのよナワーブくん、貴方達を逃したのはもう一度絶望の感覚を味わってもらうためよ」
穏やかで誰にでも優しいエミリー先生は、あんなこと言わない。
「解読は出来ても、逃げることができないなら無能と同じだ。足を引っ張るな、クソガキ」
ライリーさんはぶっきらぼうな性格だけど、私達サバイバーにはあんなこと言わない。
みんな、急にどうしたの？
「ラックくん、最近みんなの様子がおかしいと思わない？」
「僕もそう思うよ…いつか、エマさん達みたいになっちゃうのかな」
「一緒に頑張ろうね」
人にはそれぞれ裏表がある。
荘園の主はここに来たサバイバー達に教えたかったのかもしれない。
ラックくんにも、私にも、他のみんなにだって…
取り戻せない過去があるんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
