白黒無常と人形師の出会い2 ページ4
その後は歓迎パーティーをしたり、気絶したピアソンが見つかったりと色々あった。
そして、白黒無常にとっての始めてのゲーム。
メンバーは、庭師と医師と傭兵…そして人形師。
白黒無常にとって、この試合は楽だった。
人形師以外の3人はすぐに吊られた。
Aはまだ攻撃を受けておらず、ハッチを探している。
だが、運が悪く目の前に急に現れた謝必安に攻撃される。
「ごめんなさい…って、逃げてしまいましたか…」
彼女は板や窓枠を器用に使い、ハッチを探す。
するといきなり范無咎が現れ1発貰い、ダウンする。
「お前は人形師のAだな。オレは黒無常の范無咎だ」
立ち上がれないAに合わせて屈む。
「よ、よろしくお願いします…」
早く吊れと、目で訴える。
「…お前、まさか…いや、謝必安に代わろう」
急に焦り出す范無咎、急に謝必安に代わった。
「……おや、やはり貴女は………Aさん、ハッチは何処ですか？」
Aの顔をジッと見た後、彼女をお姫様抱っこし、指定された場所に行く。
「なんで…」
今まで優鬼なら何度でもされて来た。
だが、謝必安は何か違う。
「可愛らしい貴女を攻撃するなんて、私達はどうかしてますね…」
そう言って、優しくハッチへと落とす。
「また会えるなんて…貴女はわからないでしょうけど、前世では一緒だったんですよ。」
「私と范無咎のところに…永遠にいてくれ…」
「ふーん、それが甘やかすきっかけと出会い？」
「興味が無いなら聞かないでほしいの」
エマはノートンに話した。
白黒無常は最初のゲーム以外はAに攻撃をしていない。
3人の荘園での出会いは運命だ。
きっと、彼らは赤い糸で固く結ばれている。
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