[第五人格・短編集]いろんな恋の形3 (ページ3)

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白黒無常と人形師の出会いページ3

リクエストです。一応似たような話は書いていたのですが、新たに書きました。
短編集1にて、Aさんの前世は白黒無常と関係がありました。
それの詳しい内容を今回は書きました。

「エマさん、謝必安さんと范無咎さんってAちゃんに甘いですよね。何か理由があるんですか？」

朝食が終わった後、一部のサバイバーは談話室にいた。

昨日の試合で白黒無常の2人に当たったノートンは、この2人がAだけに甘いのを見て不思議に思った。

「確かに、無常さん達はAが大好きなの！理由はもちろん！！…Aが可愛いからなの！」

ノートンの質問に花が咲いたかのように答えたエマ。

「え？だったら、エマさん達にも甘いはずじゃ？」

だが、ノートンは納得していないのか腕を組む。

「え、エマが可愛いって……エマはノトエマする気は無いなの。ルキノトしとけなの。人外×人間は最高なの」←

可愛い顔でそう言うが、相手のノートンは困った顔をする。

「冗談はここまでにするなの。3人の出会いについてエマが仕方なく教えてやるなの。耳の穴かっぽじってよーく聞けなの」←

すると、彼女は小さな口から語り出した。

雨がたくさん降っている夜。

荘園では新しいハンターが来ると、サバイバーもハンターも歓迎の準備をしていた。

「御機嫌よう、A。新しいハンターの出迎えですか？」

新しいハンターを迎えに行く為に準備をしていたAはリッパーに話しかけられた。

「はい、本当はエマちゃんがハンターさんを迎えに行かなければならないのですが、ピアソンさんと喧嘩してて…。暴力で解決するそうなので、今回は私が行きます！」←

物騒な事を笑顔で言うAと苦笑いをするリッパー。

彼は彼女が心配なのか、一緒に行く事になった。

そして、大きい扉の前に立った2人。

タイミングが良かったのか、丁度背の高い三つ編みをした美形の男性が現れた。

「ようこそ、ハンターさん。私はサバイバーのAです。雨の中、大変でしたね」

笑顔で駆け寄るAとショックで固まったリッパー。

「こちらはハンターのリッパーさんです。」

リッパーはイケメン枠が新しく来たというショックで固まっていた。

「私は白無常の謝必安です。早速可愛らしい方にお会い出来て光栄です。范無咎も嬉しいみたいですね」

白い彼はふわっと微笑む。

「もしかして、その傘の中には范無咎さんが？…私はAです。よろしくお願い致します」

傘にも挨拶をするA。