アーサーさんが、貴方に素直になれない話

素直になった結果 ページ8

「アルフレッド…お前、アーサーに何か言った？」

とある世界会議の日。もちろん、国の化身は会議室に集まる。

アメリカの化身であるアルフレッドは、右手にはハンバーガー、左手にはシェイクといういつものスタイルで会議が始まるのを待っている。

「ん？どうしたんだい、フランシス？髪がボサボサじゃないか？」

フランスの化身であるフランシスは、オシャレで髪とか色々とうるさい。

そんな彼の髪がボサボサなのは珍しい。アルフレッドだけでなく、周りにいた日本の化身の菊やスイスの化身のバッシュなどが不思議そうにフランシスを見ていたのだ。

「き、聞いてくれよ！アーサーが！アーサーが！！」

フランシスはそう言うと倒れてしまった。

近くで書類の確認をしていたドイツの化身のルートヴィッヒは、フランシスが倒れたのを見て何事かとアルフレッドに聞いた。

また、近くでシエスタしていたマカロニ兄弟やスペインの化身のアントーニョもアーサーに何かあったのか心配ではなく、ちょっと悪いことがあったのか楽しみにしていた←

すると、会議室のドアが開いた。

ドアを開けたのは、フランシスが先程言っていたイギリスの化身のアーサーである。

何故かいつも以上にキラキラしていた。

アーサーは視界に入った菊の前に立ち、思いもよらないことを言った。

「おっ、菊じゃないか。今日もお前の髪は綺麗だな。」←

「はい？」←

菊も突然のことだったので、状況が理解出来ていない。

会議室にいた全員が彼を見る。

アーサーは次に、ルートヴィッヒのところに行った。

「な、なんだ？」

さっき、菊との会話を見ていたルートヴィッヒは若干警戒していた。

「今日も相変わらず男らしいな。アルフレッドが話脱線するかもしれないから、今日もよろしくな。」←

ルートヴィッヒの肩をぽんと叩き、彼は自分の席に座った。

周りにいた他の国は、あのアーサーを彼女に会わせてはいけないと思い、行動しようとした。

だが、やはりタイミングは悪く、彼女が会議室に入ってきた。

素直になった眉毛はやっぱ眉毛→←隣の客はよくスコーン食う客だ←

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