シリアル ページ6
『アーサーくん！お願いだから、戻って来てよ…。今じゃなくても良いから、美味しいご飯用意して、待ってるから…』
オレはガキの頃とは違い、かなり成長し、オレ1人でも歩いていけるようになった。
もちろん、あまりA達には迷惑掛けたくなかったから、メイドや彼女にお礼を言って出て行った。
だが、出て行った後、2人はオレに良くしてくれた。
あのメイドは国の化身であるAと一緒に過ごすことで時間軸がオレ達と一緒になった。
それでオレは海賊になり、あのときは最強だった。
その噂はAの耳にも入り、彼女はオレのもとに訪れた。
あのときは、いろんな奴らから、奪っては壊しを繰り返していたから優しい彼女は、オレにそんな風にはなってほしくなかったし、少し彼女は特殊だったこともあり、オレが将来どうなるかが、予想出来ていたんだろう。
彼女には、少しだけ未来を予知する能力がある。
現代になってからもう無いらしいが、あのときは少し先のことなら何でもわかったらしい。
だから、彼女は必死にオレを止めようとした。
だが、バカなオレはそんなことを聞かなかった。
また、女遊びが激しかったこともあり、Aはオレを幾度となく注意した。
それにイライラしたオレは、彼女に最低なことを言ってしまった。
『お前にとやかく言われるようなオレじゃねぇよ…確かに昔はお前にお世話になった。だが、もうオレは大人なんだ。あと、オレの人間関係とかどうでもいいだろう？オレはお前より良い女を抱いてるんだ！』
『次オレに注意とかしてみろ。未来が分かるお前なら分かるよな？……国としてはオレより劣るくせに話しかけてくるな、この不細工が。』
オレは言った後、すぐに後悔した。
彼女を見ると、涙を流していた。
Aの涙は綺麗だった。だが、見たくなかった。
その後、大分落ち着きオレは素直には出来なかったが、ちゃんと謝った。
彼女も笑顔で許してくれた。
だが、オレのせいで彼女は自分に自信を失くし、たまたま聞いてしまった会話だが、アントーニョにこう言ってるのが聞こえた。
『生きているのが恥ずかしい。私は何も出来ないクズだ…私は誰よりも劣っている。』
彼女がビクビクしているのは、オレが彼女に言ったセリフだった。
オレはあのときの自分を殴りたい。
また、彼女はオレやフランシス達と一緒にアルフレッドやマシューの面倒を見てくれた。
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桜月(プロフ) - Yngveさん» お久しぶりです。面白いと思っていただけて光栄です。ヘタリア作品のほとんどは削除してしまいましたが、マリアンヌに褒めていただけて嬉しいです(*´ω`*)こちらこそ、ありがとう！ (2020年2月3日 21時) (
レス) id: e08edef0f6 (このIDを非表示/違反報告)
Yngve(プロフ) - ひさしぶり、元気にしてた？ 久々に読めて元気をもらえたよ。いつ読んでも面白いよ、ありがとう (2020年2月3日 21時) (レス) id: 7260ef769b (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 欅ちゃんさん» ありがとうございます！忙しくて中々更新出来ていませんが、これからも皆さんが楽しんで読んでくれるものを書いていきたいです！ (2019年6月30日 13時) (レス) id: e08edef0f6 (このIDを非表示/違反報告)
欅ちゃん - コメント失礼します！いつも見てます！桜月さんの作品は凄いですね！他のシリーズも凄いと思いました！桜月さん最高です！ (2019年6月30日 9時) (レス) id: b562d975c5 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - アーサー「うぅ…ばかぁ…」 (2019年6月19日 18時) (レス) id: e08edef0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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