神威と神楽の兄貴は愛されている件。

おめでとう。 ページ7

用意が終わった頃神威君が帰ってきた、家に入ると…。

「神威君、誕生日おめでとう！」

江華「神威、誕生日おめでとう。」

海坊主「おめでとう！五歳になったか！」

神楽「うー？」

神威「ありがと…/////」

「神威君、はいプレゼント。」

江華「私からはケーキだ。」

海坊主「俺はこれだ。」

海坊主さんは番傘だ……。

神威「っ！……この服！」

「父さんが欲しそうに見てたって言ってたからな、俺もそれ神威君に似合うと思って。」

神威君が俺に抱きついてくる……。

神威「ありがとう、兄ちゃん…大好き。」

おっふ……可愛い……。

「俺も大好きだぞ、神威君。」

頭を撫でて笑いかける。

神楽「あぅーー！！」

「神楽ちゃんも大好きだよ、ね？」

神楽ちゃんの手を握り…握手する。

神楽「あぃ！」

それから数日して神威君が怪我をして帰ってきた……。

「どうしたんだ神威君…怪我して。」

神威「チンピラに絡まれた……。」

「……ホー…神威君、次から俺もついて行く…おいで手当しよう。」

江華「……怪我したの？」

神威「母さん……大丈夫だよ…兄ちゃんが着いてきてくれるって言うし！」

笑ってそう話す神威君…心配そうに見る江華さん。

「神威君は俺が守るよ…神楽ちゃんもね……大切な家族に怪我させられたらたまったもんじゃない。」

江華「宜しくね……神邑…。」

日に日に衰弱していく母さん……辛いけど…アルタナの事があるから仕方無い……。

「母さんも無理しないでくれよ？父さんが見つけるまでの辛抱だからな。」

江華「……！そうね…元気になったら遊びましょうね。」

神威「早く元気になってね！母さん。」

神楽「あぅ！」

江華「えぇ。」

何日か経ち……神威君と神楽ちゃんと買い物に行く途中…チンピラ共に会った。

神威「っ……兄ちゃん。」

「任せろ……お兄さん達？手出ししないって言ったよな？」

チンピラ「ﾋｯ！」

「手出ししたら分かってるよな？って聞いたよな？」

チンピラ「すすすすいませんっしたァ！」

逃げて行くチンピラ共…。

神威「凄い！兄ちゃんは強いんだね！」

「神威君、強さって言うのは……人それぞれなんだよ…神威君が強くなりたいって言うのなら神威君の強さを見つけると良い。」

神威「俺の強さ？」

「そう、神威君の持つ強さ…例えば神威君は我慢するだろ？その辛抱強さなんかの事…溜め込むのは良くないがな、俺に出来る事ならやるぞ？」

神威「……じゃあ、兄ちゃんと二人で話ししたい。」

どうしたんだ？→←プレゼント買いに来ただけ。

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