髪留め ページ32
神楽「これどうアル?簪!」
「うーん、簪は戦ってる時とかに落ちたら困るしな…。」
神楽「確かに、そうアルナ…じゃあじゃあ!これは!?」
神楽が手に取ったのはピンクと黒の兎が着いた髪留めだ…いかにも女の子って感じのもの。
「これを俺が付けるのか?」
神楽「うん!で!私はコレアル!」
そう言って見せてきたのはピンクと青の兎でお揃いの髪留めだ。
神楽「私と!兄ちゃんの色アルよ?」
「そっか、じゃあ買おう…会計してくるからはいお小遣い何か買っておいで。」
神楽「良いアルカ!?」
「良いよ、ほら行っておいで。」
神楽「うん!」
たたっと走って行った神楽を見送り追加で三つの髪留めを取る…合計五つの髪留めを持って会計をする。
三つ買ったのは母さんと父さん、神威の分だ。
「どうせなら、家族で着けたいし…でも髪留めに使うのは恥ずかしいなァ。」
神楽「あ、兄ちゃん!こっちアルー!」
ブンブンと手を振っている神楽の元へ走るとそこは駄菓子屋だった。
神楽「兄ちゃんは前良くお菓子作ってくれたアルナ、また食べたいアル…でもっ!もうすぐバレンタインデーヨ!」
「誰かにあげるのか?」
神楽「うん!だから…その……あの。」
「教えて欲しい?」
神楽「うん……。」
「良いよ、バレンタインデーは三日後かな?まぁ、今は駄菓子買おう。」
神楽「うん!」
神楽と一緒に駄菓子を買い手を繋いで帰った。
坂田「ん!?それ駄菓子?」
帰ると駄菓子の袋を見た途端目を輝かせる旦那。
「旦那の分もあるから食べていいぞ、新八!」
志村「はい?」
「新八も食べていいぞ。」
志村「ありがとうございます!」
新八達とお菓子を食べながら色々な話をした、旦那と新八が初めて会った時とか…お妙さんの話とか。
「そうなのか、神楽が世話になってるならお妙さんにも挨拶しないとな…。」
志村「姉上は何時でも遊びに来て下さいって言ってましたよ?」
「ならまたお邪魔してもいいか?」
志村「はい!伝えておきますね。」
夜に寝ようとしていた時に電話が鳴る。
「はい。」
阿伏兎「か、神邑ァ…団長が神邑が足りないとか言って暴れてんだ!何とかならねぇか!?」
「……あー…代わってくれ。」
阿伏兎「あぁ…だーんちょーう!!お兄様から電話だぜェ…。」
阿伏兎「グフッ…!」
阿伏兎の小さな悲鳴が聞こえてバァーンとぶつかる音が聞こえる。
「阿伏兎ー?」
神威「やだナ…兄ちゃん、俺だヨ!今度いつ会える!?デートは?」
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月22日 7時) (レス) @page44 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - めっちゃ好みです!応援してます! (2021年7月25日 22時) (レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 皆に愛される感がいいです。これからも更新頑張ってください。 (2020年4月16日 15時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - この小説私好みでいいです!!早く続きが見たいです!!少しずつでも、更新頑張ってくださいね!!^^ (2019年7月15日 21時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shell | 作成日時:2019年4月26日 14時