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散歩は災いの元。 ページ29

あれから桂が帰り俺は一人で夜道を散歩している。

で、何故か目の前に朧様がいらっしゃるのですが…。

「……鴉…可愛いな……。」

と思っていると一羽の鴉が俺の傍に飛んできた。

「カァァァア!!!」

何故だろう…此奴が喜んでるのが分かるんだが。

「お前、可愛いと言って貰えて嬉しいのか。」

「カアァア!」

腕を出すとその上に乗り羽をバタつかせる鴉。

朧「……驚かないのだな…。」

「あまり表情が動かないからだろう…これでも驚いた。」

朧「そうか…所でお前は鴉の言っている事が理解出来るのか?」

「いや、何言ってるのかは流石に分かりはしないが喜怒哀楽位なら分かる。」

朧「……私は朧と言う…お前はなんと言う。」

「…神邑、宜しくな朧さん。」

表情が動いているか分からないがニコリと微笑んで聞かれた事に答える。

朧「……その鴉、お前に懐いているようだ可愛がってやれ…失礼する。」

朧さんはササッと帰ってしまった…宜しくと返してくれなかったのは宜しくしないと言う事だろうか……。

「俺は嫌われたのだろうか?」

腕に乗った鴉に撫でながら問い掛ける。

「カァ!?」

ブンブンと首を振る鴉。

「違うのか…あ、お前の名前決めないとな。」

「カァ!」

「……うーん、スピネル……スピネルは?」

「カァ?」

「スピネルは色んな種類があるけど君はブラックスピネルかな…ブラックスピネルは人の持つ影の部分を察知すると言われている、君は敏感そうだ……だからスピネルだ。」

「カァァ!!」

嬉しかったのだろうスリスリと撫でていた手に擦り寄ってくる。

「嬉しそうだな、スピネル宜しく頼む。」

「カアッ!」

スピネルを肩に乗せてまたフラフラ散歩しているとゴミ捨て場に倒れている人を見つけたので近寄って見るとただの声のでかいグラサンだった。←

「あ、スピネル…駄目だぞ?この人はここで寝てるんだ起こしちゃ可哀想だろう?」

スピネルが坂本辰馬の頭を突き髪を啄んで起こす。

坂本「……おんし…分って言っちゅうやろ?面白がっとるやろ?おrrrrrrr……ちょ…泊まれる場所知らんか?」

「…うわぁ……何してたらこんな事になるんだ。」

坂本「いやぁ…かわい子ちゃんと飲んどったんやけど、予想以上に飲んでしもうて……おrrrrrrr…。」

「自業自得…汚ッ…((ボソッ…。」

坂本「あ、そうじゃ…万事屋銀ちゃんっちゅう所に連れてってくれんか?」

「あぁ、着いてこい……。」

坂本「す、すまん…足に力が入らん…。」

ほんとに災いの元だった。(序盤だけ)→←作者!



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- 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月22日 7時) (レス) @page44 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - めっちゃ好みです!応援してます! (2021年7月25日 22時) (レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 皆に愛される感がいいです。これからも更新頑張ってください。 (2020年4月16日 15時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - この小説私好みでいいです!!早く続きが見たいです!!少しずつでも、更新頑張ってくださいね!!^^ (2019年7月15日 21時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shell | 作成日時:2019年4月26日 14時

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