検索窓
今日:3 hit、昨日:28 hit、合計:263,575 hit

一緒に入るか? ページ21

阿伏兎「もうちょい話したかったけどな……まァまた会えて良かった。」

「あぁ、俺も会えて良かった……阿伏兎何歳なんだ?」

阿伏兎「それを聞くか…もう三十路だ三十路…。」

「年相応だな…それか老けて見えるぞ。]

三十二?だっけ……阿伏兎って…。

阿伏兎「うるせぇ…ったく……此処がお前さんの部屋だとよ…風呂はこっちだ。」

「ついでに一緒に入るか。」

阿伏兎「……襲われてぇのかな?」

「な訳……あるって言ったどうする?」

阿伏兎「は?」

固まる阿伏兎。

「冗談だ……真に受けるな…先入ってるぞ。」

風呂は浴場になっている……時間が時間だからか誰も居ない。

服を脱いでいると阿伏兎が入ってきた。

阿伏兎「……お前さん……その傷は?」

「あぁ、俺は傷を負うと酷いと跡が残るんだ……回復も早いし夜兎としては問題無いんだが…可笑しいよな。」

前世が人間だったからか?とか考えた事もあるが見当がつかないんだよな……。

阿伏兎「不思議だな……触って良いか?」

「構わない……。」

腹の包帯を外す……そこにあるのは昔神威に付けられた傷が一番目立つ。

阿伏兎が傷を触る…腕から腹に手が下り傷に触れていく……。

阿伏兎「これが一番目立つな……どうして付いたんだ?」

「神威に……付けられたんだよ…番傘でグサッとな。」

阿伏兎「あぁ、あの時の……こんなにデカかったのか…。」

「やっぱり見てたか……阿伏兎…。」

阿伏兎「……まぁな…だが俺が入っていい問題じゃなかったしな。」

「そうだな、阿伏兎も早く脱げよ。」

俺は全て脱ぎ終わり風呂へと入った。

頭も体も洗い終わり湯船に浸かる……阿伏兎は頭洗ってる…まだ腕あるな……吉原炎上篇はまだか。

阿伏兎が湯船へと入って来る…湯水が揺れて波が立つ……何かこれは思い出すな、家族で風呂入ってた時。

阿伏兎「おいおい……どうして泣いてんだ。」

「懐かしいなと思ってな……家族で風呂入ってた時に似ててよ。」

泣いたのは何年ぶりだろ……。
阿伏兎が近付いて来て涙を拭ってくれる。

阿伏兎「確か母ちゃんが死んだんだったか?」

「あぁ、俺達が引き剥がしてしまったんだよ……母さんしか生きられない星から…俺達が殺したも同然なんだ…だが母さんは来たくて来たと言った、良く分かんないよな。」

阿伏兎「……良いじゃねぇか…母ちゃんは来たくて来た、だったらそれでいいだろ?」

「……そうなのか?」

阿伏兎「まぁ、気にすんなって事だ。」

本当にそうか?→←泊まってくよね?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (189 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
554人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月22日 7時) (レス) @page44 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - めっちゃ好みです!応援してます! (2021年7月25日 22時) (レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 皆に愛される感がいいです。これからも更新頑張ってください。 (2020年4月16日 15時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - この小説私好みでいいです!!早く続きが見たいです!!少しずつでも、更新頑張ってくださいね!!^^ (2019年7月15日 21時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:shell | 作成日時:2019年4月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。