転生したらまさかの? ページ2
……ん?ふわふわするな、俺は誰の元に生まれるんだろうか。どうかまともな家庭に生まれて欲しいものだが……。
ズリッ……。
お、産まれるのか?痛て…痛え痛え!
首を…掴まないで!?
?「産まれた!江華!産まれたぞ!」
え、阿伏兎?いや違うな……江華…海坊主!?
俺夜兎族になったのか!?
江華「あら、静か……泣かないのね。」
海坊主「お、俺にも抱かせてくれ……!」
俺は江華さんの腕から海坊主さんに渡された…近い。
海坊主「パパだぞぉー!お前の名前は神邑だ!」
「ふぇ…ふえええぇぇえぇぇん!!!」
ありがとおおぉおぉ!!海坊主さん!
海坊主「え、嫌だったのか!?こ、江華!」
江華「はいはい…大丈夫よ…神邑、良い名前ね。」
「きゃきゃきゃきゃ!!」
神邑……ありがとう江華さん海坊主さん!喋ったり出来ないけど!伝えられないけど!
江華「ふふっ嫌われてるわね?」
海坊主「うっ…うぅっ……。」
江華「好きになってもらえば良いじゃない、ね?神晃。」
海坊主「そうだな……神邑、パパを嫌いにならないでくれよォ?」
「あ一!」
指を出されたので握り返して笑う…嫌いじゃないですよ!と意味を込めて。
そう言えば二人は結婚してるのか?神威君や神楽ちゃんが居ない……。
江華さんも元気だ……。
そんなこんなで俺は五歳になった…まぁ、最初は地獄だった……恥ずかしさで死にそうだった…。
「母さん、何してるんだ?」
江華[お父さんを叱ってるのよ?]
江華さんの後ろには正座で俺に助けを求める目をする海坊主さん……。
「そうなのか…父さん……今度は何したんだ?」
海坊主「晩御飯のおかずつまみ食いしました……。」
「はぁ……母さん、叱っていいと思うよ…父さんもこれで何回目だ?何回やれば気が済むんだ……母さんも怒って当然だぞ。」
江華「そうよね?何回叱ればいいのやら……神晃?」
海坊主「ごめんなさい……。」
椅子に座りキセルを蒸かす江華さん……本当に絵になる。
「母さんそれ美味しい?」
江華「えぇ……でも神邑は駄目よ?大人になったらね。」
「うん。」
俺もタバコ吸いたい!!もう五年?六年?吸ってない……ニコ中とかでは無かったが久し振りに吸いたい、禁煙状態だ。
江華「神晃?つまみ食いはもう駄目だぞ?」
海坊主[はい、すみません……。]
神威君達が居ない…いつ産まれるのかな……。
「弟……妹…兄弟か…。」
海坊主[なんだ神邑……兄弟が欲しいのか?]
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凛 - 早く続きが見たいです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月22日 7時) (レス) @page44 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
亜月 - めっちゃ好みです!応援してます! (2021年7月25日 22時) (レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 皆に愛される感がいいです。これからも更新頑張ってください。 (2020年4月16日 15時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - この小説私好みでいいです!!早く続きが見たいです!!少しずつでも、更新頑張ってくださいね!!^^ (2019年7月15日 21時) (レス) id: 7fb4496ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shell | 作成日時:2019年4月26日 14時