検索窓
今日:26 hit、昨日:10 hit、合計:132,916 hit

任務と媚薬 ページ31

[任務完了…今から帰る。]

諸伏『了解。』

カツカツと長い廊下を歩いていると薬が効いてきたのかグラリと足元が崩れる。

[ッ…はッ…媚 薬かよ…いい度胸してんなあのクソジジイッ!]

部屋自体に媚 薬が充満していたのだろう…加湿器があったのはその為だろう。

ダンッと壁を叩き足に力を込め立ち上がる。

[陣平…さんッ…近くに来れそうか?]

松田『大丈夫か?どうした…。』

[媚 薬が体に回って…ッ…チッ…。]

するりと開いていた部屋に隠れる…どうやらここは倉庫の様だ。

諸伏『媚 薬!?大丈夫なのか?襲われてないか?』

[大丈夫だ、だけどよ…動けそうにねぇんだ。]

身を潜め小声で話しているとガチャリと音を立て扉が開く。

諸伏『大丈夫なんだよな?……A?おい、返事してくれ!』

インカムを切り荒い息を抑える。

安室[何してるんですか椎那さん?]

[…安室さッ…?]

安室[大丈夫ですか?会場で貴方を見かけて追いかけて来たんですが…その様子は大丈夫とは言えませんか。]

グッと立たせるために安室さんが俺の腕を掴む、途端浮きかけていた腰がガクンと落ちる。

[ツ!?]

安室[あ…もしかして椎那さん媚 薬か何か盛られてますか?]

[ぁ…はぃ……。]

安室[やはりそうですか…苦しいですよね…僕が楽にしてあげましょうか?]

スリ…と安室さんの手が腰をなぞる様に動く。

[!?…安室さんッ……やめッ。]

安室[椎那さん…あのですね?僕貴方に会ってからずっとこうしたいと思ってて…傷だらけでも貴方が魅力的で、こう弱っているのも好都合と言うか好きなだけグチャグチャに出来るなって考えちゃって此処で椎那さんがこうなってくれてて僕嬉しんですよ。]

色々な意味で息が詰まる…安室さんの目に光がない、怖い…初めて感じたここまでの恐怖…。

ヤバイと本能が叫んでいる頭が軽傷を鳴らしている…だが俺の体は媚 薬のせいも相まって動かない、快楽に蝕まれて行く。

[嫌だッ…安室さんッ!]

安室[ははッ…そこまで嫌がられるとは……でも凄くそそりますねぇ、その顔。]

薬は回っていれど俺は感覚が無い、ただ身体の気だるさと部屋に拡がっていた甘い匂いや急に襲う脱力から判断した迄だ。

[安室さんッ!]

グチリ…と音がして安室さんの笑みが深くなる。

安室[大丈夫です、後ろに指を入れただけですから…痛みは無いでしょう?感覚無いんでしたもんね。]

ヤバイ…この人は安室さんじゃない…確実にバーボンの時の人格だ…。

初メテ奪ワレル……カモ。→←仕事だぜ!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
459人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライア@Liar_onlooker - 終わり!?終わり、ですか!?…そうですか……………。 (2021年2月16日 23時) (レス) id: 0b6d81382b (このIDを非表示/違反報告)
エイト(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください( *´艸`) (2019年11月11日 18時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:shell | 作成日時:2019年4月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。