検索窓
今日:22 hit、昨日:6 hit、合計:110,853 hit

鬼さん六人 ページ7

[さぁ、コタ……お話しようか、辛い事でもあった?目が赤いが。]

[気の所為だろう…。]

コタは俺の隣に座る。

[暗い…青い……悲しみの感情……。]
近くに来た事で尚更分かる…動物と意思疎通が出来るが人間の感情も見れるのだ。俺が化け物と言われる理由……。

[一人は辛いか?]
コタに問いかける。

[っ!……あぁ、一人は辛い…家族も死んでしまったからな。]

[そうか……でも仲間は居るだろう?]

[あぁ、居る。]

[じゃあ一人じゃない…俺には家族と呼べる人はたったの一人…仲間も居なかった…だから平気だろ?コタには仲間が居るじゃないか。]

[けして仲がいいとは言えないが…そうか、一人では無いのか。]

[今いる所が辛くなったら、その仲間とやらと俺の元へ来ればいい…松陽さんならあの人なら受け入れてくれる…俺の弟になりに来い!コタ!]

[……あぁ、分かった…弟になりに行く!]

[ふっ…あはははっ……素直だなぁ…泣きたい時は俺の元へ来い抱き締めてやるから!]

コタの感情は青い悲しみの色から赤橙(オレンジ)と桃色に変わっていた……赤橙は決意…桃色は恋……ん?恋?

[わ、分かりました/////]

おっとー……どうか自覚なしであれ。

[また、会いにいにます。]

[あぁ、じゃあなコタ!]

手を振り別れる……そのあと松陽さんと銀時に遅いと怒られたのは言うまでも無い。


[遅いですよ……A?]
後ろに般若が見える松陽さん……。

[すぐ戻るって言ったじゃねぇか!兄貴!]
これまたご立腹な銀時……。

[すみません……少し人と話してまして…それで遅くなりました。]

[人と?こんな時間にですか……。]

[すみません……俺を知っている様だったので。]

[兄貴を知ってるだァ?]

[銀時と同じ位?の子でしたけど…、ここに来るかもしれません、本当にすみません。]

[まぁいいでしょう、もう遅いですし寝ましょうか。]

[兄貴…行くぞ!]

[え!?ちょっとまて銀時…松陽さんおやすみなさい。]

[えぇ、おやすみなさい。]

松陽さんは桃色の様な感じの珊瑚朱色だ。

銀時は桃色と白群……恋と尊敬。
松陽さんは、恋と愛情の混ざった感情。
コタは最後に見たのは桃色と薄萌黄…恋と安堵。

[おやすみ銀時……。]

[おやすみ兄貴。]

コタはいつ来るかな…なんて考えながら目を閉じた。


パチッ
[いつもより早く目が覚めたな…朝ごはん作らねぇと…、ついでに稽古も少ししよう。]

鬼さん七人→←鬼さん五人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:shell | 作成日時:2019年3月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。