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鬼さん十一人 ページ12

松陽さんエスパー!?なんて考えてたらご飯たべおわっちゃったな。

[よし食べ終わったら風呂だ!]

[俺兄貴と入る!!]

[俺も入りてぇ!]

[俺も良いですか?兄貴。]

[えー……、じゃあ今日はコタなー。]

[何でだよぉー!]

[銀時は昨日入った…晋助は明日。]

[分かった明日な、絶対だからな。]

[お、おう]
そんな必死になんなくても逃げねぇし……。
[銀時拗ねるな……。]

[早く入りましょう兄貴。]



お風呂に行くだけなのに疲れた……。

[コタ……敬語やめねぇ?]

[敬語ですか…ずっとしていたので。]

[敬語で話してると兄弟って感じしねぇじゃん?]

[そうなので……そうなのか?]

[フフッ……そうそう、弟なんだから敬語なんでいいんだよ…目上の人だけで。]

[分かった…兄貴。]

[コタはさ?ここに来て少ししか経ってないけど楽しいか?]

[楽しい…兄貴も出来て松陽先生も居て、ここに来て良かった。]

[そうか……良かった!]
コタの頭を撫でくり回す…

[や、やめてくれ兄貴!]
満更でもねぇ顔しやがって……。

[もう少ししたら出んぞ…銀時達が拗ねる。]

[あぁ。]

ん??銀時…相当ご立腹か?真紅……怒りか…晋助になんか言われたなこりゃ。

[コタ…出ようか、銀時がご立腹だ。]
もう少しゆっくりしたかった……とため息をつけば

[おつかれさまです兄貴。]
とコタに慰められた。
コタほんとに癒し。

[銀時ぃー?]
銀時の所に行ってみると……取っ組み合いの喧嘩をしている銀時と晋助……松陽さんは生憎居ない。

[銀時!晋助!何してんだ!]

聞こえてないみたいだ……銀時が晋助に突き飛ばされた衝撃で俺が銀時にやった刀の鞘を踏み割れた。

プチン……俺の中の何かがキレる音がした

[お〜ま〜え〜らぁ〜!?]

[いい加減にしやがれっ!!]

ゴスっゴスっ!!

[[いってぇ〜〜!!]]

二人の頭にはたんこぶが一つずつ出来ていた…。

[喧嘩すんなら他所でやれ!物を壊すな!]

銀時の刀を見る……鞘はヒビが入っているが刃自体は無事な様だ。

[俺の刀……割れたのか?]

[割れてねェよ…刃はな、鞘にはヒビが入ってる。]

[高杉!てめぇ!]

[銀時!いい加減にしねぇか……壊れたもんはしょうがねぇだろ?これぐれぇなら直せる。]
俺のもう一つの力……修復…傷を癒す事も物を治す事も出来る気味の悪い力だ……。

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作者名:shell | 作成日時:2019年3月19日 18時

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