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鬼さん一人 ページ1

《鬼さんこちら 手の鳴るほうへ 》

[うるせぇなぁ……鬼じゃねぇっての]

[鬼って何だ?兄貴。]

[鬼ってのはな!銀時…人より強い腕と魂を持った奴のことだ!人から怖がられてるんだ。]

[人から?]

[あぁ、鬼は悪い奴もいる…俺たちを殺そうとする奴みたいに……でもいい奴もいる人を襲わない良い奴も俺達はその良い鬼になればいい。]

[いい鬼……。]

[自分を信じて進めば良い、良い鬼になって強くなれ……強いんだから銀時は……な?]

銀時の頭を撫でる……嬉しそうに目を細めて擦り寄ってくる……。

[兄貴……俺強くなるもっと強くなって兄貴を守れるぐらい強くなる。]

[あぁ、頑張れよ!]

[あぁ!良い鬼になる!]

[よし銀時!ここはもう時期戦場になる……どうする?]

[戦う!]

[分かった……戦おうか…でも見つかった時だけだぞ?]

[分かってる!!]









[やっぱり戦場になった……。]
昼間にいた村は予想した通り戦場とかした……戦場は子供大人関係無く殺される…ここに銀時を置くのは心配だがこれも経験として割り切るしかない。

[兄貴?どうしたんだよ?]

[何でもねぇよ…銀時もチビってねぇか?]

[チビるか!!]

[クッ……あははは!すまねぇ!冗談だよ。]

[フンっ……。]

[拗ねんなよ……。]
ノシっ
銀時に寄りかかる。

[重い……。]

[もうちょい。]

[ん……じゃあこうしろ。]

銀時がこちらに向かって手を開く

[あぁ、はいはい……。]

銀時を抱えるように座る。
銀時が甘える時にいつもする奴だ、俺の胡座の中に座る、落ち着くらしい…。






その夜の内に戦は終わり周りは屍の山と化した……血の匂いが充満しカラスが屍を貪り食っている。

[銀時……起きろ朝だ…戦いは終わったぞ?]

[マジかよ!?近くにあった家は?]

[ギリ残ってるのが幾つかある、漁るか?]

[漁る!金目のモンと食料探さねぇと!]

口笛を吹く…すると一羽の鷹が飛んできた。

[梓真!!]

[うぇ!?でっけぇー!!]

[梓真…空から光る物見つけてくれるか?]

«了解した。

[よろしく。]

[兄貴……動物と喋れるんだったな。]

[あぁ、アイツは銀時が居なくなった時にたまたま助けたんだよ。]
そうたまたま銀時が戦場で行方不明になった時に助けたのだ。
そこから仲良くなり何時でも助けになるということで代わりに名をあげた。

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作者名:shell | 作成日時:2019年3月19日 18時

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