お話しよう。 ページ4
諸伏［裕介さん、何で組織に…コードネームジン達にバレンシアって！］
［落ち着いて、景光…それはジン達がボスにバレないように隠してくれてるだけだから…な？］
バレンシア…お気に入りか…。
諸伏［俺ｯ、裕介さんの事疑ってｯ…ごめん！］
［大丈夫、信じなくていいからな…ごめん景光…久し振りに会ったのに…。］
諸伏［…も、大丈夫…俺信じてるから…。］
涙をぐっと堪えて真っ直ぐに俺を見る景光。
［うん、分かった…また今度ゆっくり零も交えて話そう。］
諸伏［あぁ…また今度…。］
景光と別れたあとベルと一緒に旅館内にある日本酒が飲める場所に来た。
［…美味しいなこれ。］
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［そうね…でもこっちの方が美味しわよ？］
［あ、本当だな…美味し…。］
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［んー…でもイマイチ刺激が無いわね。］
［そうか？美味しいし…案外強いと思うが…飲み過ぎじゃないか？］
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［あら、そうかしら…よく分からないわ。］
ベルは美味しかった地酒や日本酒を買い込んでいる。
［じゃ俺も…これと…これ。］
自分も酒を買いベルを部屋まで送り一人になると少しふらつく足取りを壁でバランスを取りながら部屋へ進む。
あと少しという所でぐいっと腕を掴まれ部屋に連れ込まれる。
［…ﾂｯ……景光？］
諸伏［裕介さん…酔ってんのか？］
［…少し、だけどこの様子は景光も酔ってるな？］
部屋に転がる酒瓶の数が凄いことに…それに全部空いてるし…。
諸伏［俺と寝よーぜ…？］
［一人で寝なさい。］
諸伏［えー…いーだろ？な？］
グイグイと引っ張られ布団の上に景光が被さる様な形で倒れる。
［景光ｯ…待て。］
諸伏［ん…？］
景光の顔に手を宛て抑える。
［駄目だぞ？此処では俺達は景光と裕介じゃない…スコッチとバレンシアだ。］
そう言うとピタリと動きが止まる景光、すぐにスコッチの目に戻り上から退ける。
諸伏［すまん、そうだよな…此処ではスコッチだもんな…ん？てことは…景光の時は良いのか？］
［…何言ってるんだ、じゃあ俺は戻るからな…おやすみ。］
部屋に戻るとジンが寛いで居た…。
ジン［随分と遅かったじゃねぇか…。］
［悪かったな。］
ジン［……お前、酒くせぇな…どれだけ飲んだんだよ。］
［…三本？］
ジン［飲み過ぎだな、早く寝ろ…俺達は明日から仕事があるんだ。］
［そうなのか…分かった、おやすみジン。］
ジン［あぁ。］
ジンに頭を撫でられ珍しいと思いながら眠りについた…。
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ナビィ(プロフ) - めっちゃおもしろいなって思ってこの人他に何か小説書いてるかなって見たときのたくさんのデジャブ。いつもお世話になっております。銀魂の方も面白かったです。これからも頑張ってくださいｯ! (2020年12月28日 18時) (
レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - とても面白いので一気に読んでしまいました…！素敵な作品をありがとうございます。更新を楽しみに、心待ちにしております。お身体ご自愛くださいませ。 (2020年6月9日 3時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shell | 作成日時：2019年9月3日 15時
