なぞ ページ10
「じゃあみんな、お疲れ様〜」
「お疲れ様でした!」
ミーティングが終わり、着替えてコンビニを出る。
すると、「あ!」と誰かが叫んだ。
「さっきの子!」
「え!?さっきの・・・・?」
なんと、目の前に現れたのは、さっきわたしをナンパした男だった。
「まだ帰ってなかったんですか!?」
「うん。ずっとここで君を待ってた」
その人は、コンビニのすぐ外にあるゴミ箱を指さした。
え、嘘でしょ?
あれからずっと?
ちょっと待って怖い怖い怖い!
早めに逃げよう。
わたしはその人を無視して早足で歩き始めた。
「ちょっと待ってよ!オレずっと待ってたんだって!」
「知りません!諦めてください!」
わたしが歩く速度を速めると、その人がびゅんっと走ってあっという間にわたしに追いついた。速ッ!
「ついてこないでください」
「オレも同じ方向に行きたいとこがあるの」
嘘でしょ絶対!
ちらっと顔を盗み見る。髪はピンクで、黒目が大きい、瞳。顔立ちは整っていて、スタイルもいい。
別にわたしに執着しなくても、彼女ならふつうにできそうだ。
一体何がしたいんだこの人は。
ふたりとも早足で歩いていると、ころんさんの家についた。って、まだこの人いるし。
「あなたどこ行きたいんですか」
「ここだけど」
指さしたのは目の前のマンション。・・・ころんさんと、わたしが住んでいる。
「え、あなたもここに住んでいるんですか?」
「え君ここに住んでんの?」
ふたりで顔を見合わせる。
でもこの人は見たことない。
まあわたしもここのマンションの、住民を全員知ってるわけじゃないけど。
「ここ、友達が住んでてさ」
「へーそうですか」
「あ、待ってよ!」
わたしはダッシュで階段を登った。ころんさんの階は4階。ちょっと遠い。頑張れわたし。まだ若いだろ!
何とか4階まで上りきり、鍵をドアで差し込む。がちゃっと音がなったので入ろうとすると、「まって!」
さっきの人がドアを抑えた。
「うわ!ちょっと、やめてください!」
「待って。何で君がここに・・・」
「どうしたの、Aちゃん・・・。って、さとみくん?」
押し問答していると、ころんさんがやってきた。
え?今、さとみくんって言った?
知り合い?
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コンビニのバイトのシステム?がわからない・・・(´;ω;`)
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いたる(プロフ) - ゆず胡椒さん» ありがとうございますぅぅぅ!続編ぜひチェックしてください! (2021年6月27日 19時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず胡椒 - めっちゃ面白い〜!楽しみにしてます! (2021年6月27日 13時) (レス) id: 042a180910 (このIDを非表示/違反報告)
いたる(プロフ) - 天王寺ゆなちゃんさん» ありがとうございます!ビジネス不仲最高ですよね! (2021年6月26日 15時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)
天王寺ゆなちゃん(プロフ) - じぇりーぬでお顔寄せあって投げキッスはちぬて......不仲とは......すしです...... (2021年6月25日 23時) (レス) id: 9fd7f3e26d (このIDを非表示/違反報告)
いたる(プロフ) - トパーズさん» ありがとうございます!りすなーですよ!そして、すとぷりは平仮名です! (2021年4月21日 14時) (レス) id: 2538ecda96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いたる | 作成日時:2020年5月5日 16時