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htside
昼休み
俺の目の前で猫と戯れる彼女を見て、自然と口角が上がる。
彼女は出会う前から、花音が見せてきた写真を見て可愛いと思っていた女の子。
そして実際に会ってみれば、いろんな表情を見せてくれる彼女は想像以上に可愛かった。
俺が抱き抱えている猫を優しく撫でる彼女に「抱っこする？」と聞けば、嬉しそうに「はい！」と返事をする。
うん、可愛い。
俺から猫を受けとると幸せそうに目を細める。
あぁ…この顔もいいな
新しい表情を見つけ嬉しくなる。
これは俺、Aちゃんが好きなのかもな…
そんなことを考え、目の前の彼女を眺める。
すると、俺の幸せな時間を潰す声が頭上から聞こえてきた。
ut「げどちゃ〜んグルッペンが呼んどるよ〜」
気の抜けた声が耳に入り、小さくため息を吐いてから上を見上げる。
ht「大ちゃん…１発殴っていい？」
ut「え、なんで！？いや、殴るならグルッペンにして！！」
ht「はぁ…Aちゃんごめん、俺行くわ」
大先生からAちゃんへと視線を移し声をかける。
Aちゃんは困った笑顔をつくり「いってらっしゃい」と一言。
少し名残惜しいが、早く行かないとグルッペンがうるさいので俺はその場から離れた。
ht「おーいグルッペ〜ン来たぞ〜」
gr「おぉ、来たか」
Aちゃんと別れ、生徒会室に着くと何故か楽しそうなグルッペンと何かの資料をまとめるトン氏、そして携帯を弄る大先生が居た。
ht「んで？何の用すか」
gr「来月にある文化祭について意見を聞きたくてな、生徒会でも何かやろうと思っているのだが…ねずみ帝国でもつくろ「あの〜グルッペンさん？」ん？なんだ？」
tn「ねずみ帝国はアカンて」
ht「そうだぞ、ねずみ帝国は嫌だね」
グルッペンからの話は来月の頭にある文化祭についてだったが、ねずみ帝国だけは俺は許さない。
そんでもって、なぜ生徒会も何かやらなきゃいけねぇんだよ…
ut「グルちゃん、生徒会は見廻りとかだけでよくな〜い？」
gr「いや、我々生徒会の存在を大きなモノにしていきたいからな。その為には我々の存在を示していかなければならない。だから何かやろう！そうだ！劇とかやるか？どうだ、トンの叔父貴」
tn「いやです。てか叔父貴ってなんやねん！」
何故かノリノリなグル氏に俺達はため息を吐く。
こうスイッチが入ると後々面倒くさい。
俺は大先生とトン氏に目配せをし、グルッペンを全力で止めようと決意をした。
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彼岸(プロフ) - 龍愛さん» コメントありがとうございます！この鮭は普通の食べれる鮭のほうです…！！ (2020年3月21日 21時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - 続編出てるのにこちらにコメさせていただきます！あのー鮭って歴戦王さん...？ (2020年3月21日 16時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - しおりんさん» 応援ありがとうございます！励みになります！また、ご指摘ありがとうございます。今後のお話では気を付けていきたいと思います！！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 彼岸さん» 面白かったです♪続きも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉこの小説大好きです!!! (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - ブッチじゃなくて、ブッパですよ。関西弁でサボる。 (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年10月12日 17時
