落ちこぼれのはずの少女

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それからの日々、ものがなくなったり壊れたりすることが多くなった。





ある時間は




『あれ、私の上履きないんだけど。…休むか(にっこり)』




ある時間は




『あれ、財布ないんだが。…ま、今日お金ほとんど持ってきてないしいっか』








『なんで私の下着消えてんのえ怖いんですけど』










という日が多くなった。




さすがの私でも気がつく。おかしいということに。


それに加え





「君がヤラしてくれるって言うリナちゃん？ほんとに魔法使えねぇんだ。でもかっわいい〜」





「な、どこでやるのが好きなの？俺らと気持ちいことしようよ」









………バキッ、ボコッ








『……汚ねぇ手で触んじゃねぇよ虫けらが。』







パンパンと手の汚れを払いその場を後にする。




おそらくマッシュくんも似たような目にあっている



フィン君も最近元気なくて様子おかしいし、、、






……と言うことは。






『あのキャベツか。』





ポツリと呟いた私の額にはうっすらと筋が入っていた。









廊下を歩いていると床を磨くマッシュくんと遭遇した







『マッシュくん何してんの？』






マ「あ、リナちゃん。キャベるくんに言われて』





『…ふーん、終わった？フィン君のこと探してるんだけど見なかった？』





おそらくあの気の弱い彼だ。変に巻き込まれてることなんて容易くわかった。





マ「いや、、でも僕もフィン君に用があるから一緒に行っていいかな？」





その言葉にこくりと頷き私たちはフィン君を探すことにした。








2人で歩いているとゴン、ゴンと鈍い音が聞こえ私たちはそこへと向かった。








そこには




『…なにこれ。』





マ「…どういうこと？」

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