09：素敵なプラン ページ9
私の地獄人生で最大のピンチ。
ああもうどうするか……。
無理やり店を開けてもらう？そんなことが可能か？
店に無理やり入る。……それもありだけど。だけど。
「人生……終わった」
「あの、A？私から…提案があるのだけれど。私あなたのリストに入ってるやつ持ってるわ。だから着いてきてくれない？」
思わぬ言葉に私は顔を上げた。
き、救世主か何かか。
天使かと思った。……いや、地獄のプリンセスに言うのも野暮だけど
「ありがとう……本当に！何から何まで……感謝してもしきれない……」
「嫌だわ、私たち友達じゃない。そうだ、こういうのはどう？着くまでお喋りをするの、これで積もる話も出来るでしょう？？」
相変わらず地獄に不似合いなキラキラした目で私を見るチャーリーに顔を綻ばせながら、二つ返事で了解した。
まあ、少々遅くなってもいいだろう。
ボスには心の中で謝り、そのままチャーリーについて行くことになった。
「チャーリー。まずはそっちの話から聞きたいな」
「え、ほんと！？そうよね、聞きたいわよね！！えーと、何から話せばいいのかしら……」
慌ただしそうに身振り手振りをしながら考え込む様子に何かあったのだろうかと不思議に思った。
「ゴホン。えーっと、そうね！私実は……今新しいプロジェクトを考えているの！！とっても素敵なプランよ！」
素敵なプラン……？
「その名も……ハズビンホテル！！罪人を更生させて天国に送るプロジェクト！どう？凄くいいものだと思わない？」
ハズビン……ホテル。
なるほど。分かった。
今行ってるのはそのハズビンホテルという場所だ。
向こう側に立派なホテルがたっているのが目に見えてわかる。
あれはチャーリーが運営してたものか。
「Ah……。そう、だね。とっても素敵。素敵だけど……それを一人でしようとしてるの？」
「まさか！私ね、恋人ができたのよ。ヴァギーって言うのだけれど、きっとAとも気が合うわ！」
「そう……それはおめでとう。おめでたいけど……チャーリー？あなたは今とても無茶なプロジェクトをやってるって、分かってるのよね？」
「そんなこと思ってないわ！そうだ！今度テレビでこのプロジェクトのことを話すの！あなたにも見て欲しい！」
そう言って、もうすぐそばという距離になったホテルに小走りで先に行ってしまった。
見ない間にそんなプランを立ててたとは……
確かに、
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
