04：チームV ページ4
ああ。
時すでに遅しとはこのことか。
後悔先に立たずとはこのことか。
「えっと……私あなたと契約したってことで良いんですよね……？」
「構わん。これからとお前はここVoxtec社の社員兼、チームVの雑用係だ。命令すれば何でもする駒、いいな？」
嫌と言えば殺すくせに。
そう皮肉りながらも身体は言うことを聞かない。
あーあ。
契約破棄されたらすぐ契約成立とか。地獄中探しても私くらいなのではないか。
でも何故かそこまで契約に抵抗がないのは素質があるからか、アラスターのでなれてしまったからか。
ここまで来ると縛られてる方が楽というとこまで来ている。
立派なビルに入ると飛び込んできたのは小柄で可愛らしい女性の悪魔だった。
「きゃは！平たい顔のプリンスさんが今度は誰を拾ってきたのかと思えば、
「時代は常に進化する。ヴェルヴェット、コイツはお前のファミリーにもなるんだ」
「ファミリーねぇ……。ま、むさ苦しい男だらけのファミリーよりはいいかもね。あ、ちょっとこの素敵ちゃん借りるわよ」
ヴェルヴェットと呼ばれた人が私の首根っこを掴み、容赦なく連れていこうとする。
Voxは何をしようとしたのか分かったのか「十分以内に戻ってこい」とだけ言って後は気にしてない様子だった。
……首結構痛いなぁ
のんびり痛みを感じながら地獄に来てから久しぶりに女性という存在と接するなと思った。
「さ、着いた。素敵ちゃん、名前は？」
「Aです」
「ふーん。だっさい名前ね、まあいいわ。そこ立って」
いきなり失礼なことを言われたと思えば、更衣室に入れと指を刺される。
はて、何をされるのか。
「oh、なんか服が古臭いのよね〜。前のご主人、相当ファッションセンスなかったんでしょ」
まさか今ののしってる元ご主人様があのラジオデーモンなんて思ってないんだろうな……と苦笑いをする。
「じゃ、私が変えてあげる。なし、ダサい、一ミリも似合ってない、有り得ない、Wow！ナイス」
一個一個手先の魔法か何かで私の服を変えていくヴェルヴェットにされるがままになりながら、決まった洋服は流石オシャレというとこだろうか。
そうか、思い出した。
このヴェルヴェットって人、雑誌で見た事ある。
改めて、チームVのメンバーが濃いと思い知らされた。
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
