23：エクスターミネーション ページ23
「おはようございます」
今日も今日とていつも通り出勤すると何やらテレビに皆が釘付けになっていた。
何事だと近付くと
しかし注目すべきはその内容。
【緊急生放送】と下のテロップに繰り返し並べられた文字列は余程緊急なのかところどころ打ち間違えている。
「えー、緊急速報です。なんと、一年に一度行われるあの悪夢とも呼ばれるエクスターミネーションが半年後に変更になった模様です」
思わず持っていた書類の束を落としてしまう
え……？今、なんて？
「昨年のエクスターミネーションでは人口の16%が死亡したとのことですが今回は一体何％になるのでしょう？ワクワクしてきますね！」
「マジで言ってんのかこのアマ……放送前に吸ったやつでハイになってんじゃ……ぎぃやあああ」
あぁ……そう。
画面の中の二人はいつも通りだ
強制的に番組が終わると、社員達は一変して地獄のような表情をしてのたうち駆け回った。
ただサメくんだけはいつもと同じように仕事をしていたけれど。
強すぎ
てか私もこうやって客観視してるけど……
「今年は何回殺されかけるかなぁ……
地獄の住民に殺されるのならまだしも、天使に殺されるとなると話は別だ。
【無】になるなんて、そんなの考えられない。
いやいやそもそも何で半年後なんだ？
何故半年縮まった？
考えていると尻ポケットに入れていたスマホが振動した。
……チャーリー？
"私、天国のアダムとか言うやつと話をしたのだけれど…あの頑固野郎どうも話を聞いてくれなくて、それで…エクスターミネーションが早まってしまったの。ごめんなさい！"
あんたか〜……と心の中でツッこむ。
ええまあでしょうね。
こりゃ困ったプリンセスだこと
でも今更変わってしまったのは仕方が無いので全然大丈夫、というスタンプだけ送ってデスクに戻る。
「なんだ、今日はやけに騒がしいな」
「おはようございます、ボス。エクスターミネーションが半年後に早まったらしいです。SNS見てください、凄いです」
のんびりいつも通りやってきたVoxはSNSを見ても特に興味はなさそうだった。
流石の上級悪魔
「たかが半年早まったくらいで何を焦っているのやら」
「あなたはそうでしょうけれど、私たちみたいなただの罪人はほぼ100で死ぬんです」
「なるほど。お前が使えなくなるのは困るな」
嬉しいことを言ってくれる
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
