17：一回落ち着くことを覚える ページ17
…帰ろうか。
目の前には私を振ったも同然の奴がいる。
しかもなんの悪びれもなくニコニコニコニコと…。
「あらA！！来てくれたのね！」
ああ帰れなくなってしまった。
チャーリーはこちらに歩み寄ると嬉々として私の腕を取り中に入れた。
「ようこそハズビンホテルへ！」
「wow……なんていうか、とても個性的なお仲間が居るんだね」
「個性的だけど凄く素敵でしょう？こっちがこの前話してたヴァギーよ。ヴァギー、こちら私の古い友人のA！」
「Ah…初め…まして？」
「初めましてヴァギー」
少し恥ずかしげに前に出てきて握手をしてくれたヴァギー。第一印象は悪くない。
続いて素敵なバーに連れていかれる。
「wow！！ハスク！？え、うそ、えぇ……」
「ったく、お前の顔をまた見るなんてな」
その言葉は酷くないかと思いつつも久しぶりの再会に思わずその艶やかな毛をもふもふしてしまう。
「つか、お前さんアラスターの助手をやめ…」
「お願い…ここでは触れないで…」
「…わーったよ」
慌てて口を塞ぐと察しのいいハスクは何も言わず黙ってくれた。
だが私はもう一つ危惧することがあった。
「ねえ、ニフティもここに居たりしないよね…？居たらあの子のことだから絶対…」
「いるよ！」
ヒソヒソ声で話してたはずがいつの間にか隣にいたニフティに驚いて声も出なくなってしまった。
「久しぶりだねえ！もうアラスターの助手はやめたの？？」
「あ…」
「おいおい勘弁してくれ」
ハスクと私は頭を抱えた。
それと同時に、チャーリーを含め他のホテルの人達は全員(アラスター以外)は驚いて固まった。
あぁ…くるべきではなかったというところか。
「ちょっと…待って？A。あなた…アルの助手…ってほんとの話であってるのかしら？」
「まぁ…えと…つい一ヶ月くらい前…までは」
『もうそんな前になりますか、懐かしいですね！』
ひとり呑気な奴がいるがまあいい。
話をすれば長くなるんだ。それにここにあまり長居は出来ない。
もうこれ以上は話をややこしくせず帰ろう。
…本当にそうするはずだったんだ。
「んあ？おい、ちょっと。アンタ、この前ヴァルの撮影現場にいた監督じゃん」
「エンジェルまで居るってなにごと……」
あ、待って。
エンジェルのその言葉でまた皆(これはアラスターも)固まった。
ヴァル…もといチームVに居ることもバレてしまった。
私…詰みました
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
