14：お断り案件 ページ14
様々なパンク系の音楽。
酒と薬で楽しむ人々。
私が想像してたクラブでは無いみたいだ。
隣のヴェルヴェットをジト目で見るとにっこり(いや、ニヤリ？)と笑いかけられ、手を引かれる。
ファックファック……今はそんな気分じゃない。
「どーよ。最高に最悪な場所でしょ？CAHAHAHA！」
「oh......まあ。せっかく連れてきてもらったので、お酒くらいは頂きます」
「ふーん。じゃあ私に釣り合うウインナーでも見つけてくるわね。そっちも楽しんできてね？サキュバスちゃん♡」
「笑えない下ネタぶっ込まないでください」
「いやーね。純粋ぶらないでよ？サキュバスの悪魔だなんて生前相当ビッチ、だったんでしょ？」
「そうとは…限りませんけども」
Ah、生前のことはあんまり思い出したくないんだが、生前の記憶が一瞬よみがえった。
実にエレガントでは無い。私のプライドに反する。
もうお楽しみに行ったヴェルを見届け、私はバーテンダーからおすすめの酒を貰う。
バーテンダーが一瞬ニヤリ、としたような気がしたが今はそんなのどうでもよかった。
「地獄人生結構長い方だと思ってたけど…全然知らないことばっかり。……チームVが特殊なだけか」
バーテンダーから貰ったお酒を一気に飲み干す。
もういっか。
そういう行為さえしなければ今日はいい。
「お嬢ちゃん。もしかしてラジオデーモンの助手とか言われてたやつか？」
「え、何でそれを…」
久しぶりに聞いた、ラジオデーモンの助手という肩書きに驚く。
見てみると、先程のバーテンダーがニヤニヤ面顔をしてこっちを見続ける。
「あん時はラジオデーモンが怖くて近づけやしなかったが、お前のこと食ってみてえと思ってたんだよ。なあ？サキュバス」
「食う…というのはお食事では無さそうですね」
「HAHA、アホか。あんたの体、美味そうだぜ」
ジュルリ、と自分の唇を済から舐めまわしたバーテンダーに呆れを覚える。
さっさと煙出して防ぐしか…。
その瞬間、地面が揺れたのを覚えた。
あ…これ違う。
地面が揺れたんじゃない。
私の視界が揺れてるんだ。
「何か…いれ…たんですね」
「ラジオデーモンの元助手なんだろ？そう簡単にゃ油断はしないさ」
これダメかなあ。
別に誰に食われようが、と思ってたけど私は案外プライドが高いらしい。
この男をめちゃめちゃに潰したい。
ここに来て久しぶりに殺意が目覚めた瞬間だった
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
