13：モデルの代役 ページ13
「む、無理です！」
ヴェルヴェットの素敵な提案というのは、私が代わりにショーに出るということだった。
ヴァルといい、ヴェルといい、私をなんだと思ってるのか。
無理に決まってる。
「仕事の心配ならいいわよ。アイツのせいにしとくから」
「そうじゃなくて！私未経験なのに代役なんてできるわけないじゃないですか……。他に居ないんですか、もっと可愛くてそういうのに詳しい人……」
ヴェルヴェットは少し考えて「居ない」とはっきり言った。
ファック。もう何から何まで最悪だ。ありえない。
「あんたは歩くだけでいいからさ。服は私が選ぶんだからいいでしょ！」
「はぁ……良くないです！今日中に終わらせなきゃ行けない仕事が……」
ヴェルは話を聞く気は無いのかスマホを取り出した。
「……oh！Voxようやく電話に出たわね、このテレビ野郎！！アンタのせいでどれだけのモデルが……」
「"はぁ。こっちは今忙しいんだ。後にしてくれるか？"」
「バッカじゃないの！？あぁもういいわ。お宅のサキュバスちゃん借りるから。文句は言わないわよね？」
「"困った奴だ…。後日そいつの仕事が倍に増えるだけだ、好きにしろ"」
「Foo！！ありがと。失せな！！」
ツー、ツー、と電話が途切れる。
困ったボスだ……私の最近の仕事量を考えて見てほしい。ありえない仕事の量だから。
しかしこれでボスの許可もおりてしまった。てかあの人、私なら何とかなると思ってる節がないか……？
そんなに私はタフではない。
「そうと決まれば行くわよ！ったく、もう後二時間しか無いんだから！」
「二時間！？Oh no！そんなの益々無理じゃ……」
「いいからさっさと行くわよ」
なんて日だ
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
「Foooo！！A、アンタやるじゃない！あそこまで期待はしてなかったわ、HAHA」
帰りの車。
緊張で吐きそうになりながらも持ち前のなるようになる精神で行けば本当になるようにはなった。
本当に私の体、よく動いた。と自分で褒め称える。
「そうだ。私の行きつけのクラブあるから、今からそこ行きましょ。サキュバスちゃんには大きな借り作っちゃったし、ね？」
「wow。それはとても……素敵ですね。ただ二日酔いにならないくらいでお願いします…」
ヴェルは私の方に座り、肩を組んだ。
どうやら私を気に入ってくれたようだ。
距離が近いのは嫌いじゃない。嫌いでは無いが……チームVと距離を縮めるのは危険だと自分の中の自分が言っている。
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コモ(=´∀｀)W(プロフ) - すごく面白いです!更新待ってます! (4月26日 18時) (
レス) @page26 id: e059f57a83 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - glicoさん» ありがとうございます🥲︎ (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - あいうえおさん» ありがとうございます🥲︎V軍団本当に個性豊かで見てて飽きないですよね笑 (3月16日 9時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
glico - よき作品にあってしまった...!更新待ってます❗ (3月15日 21時) (レス) id: 2397b8754e (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 甘い声で話すVox...解像度高くてニヤニヤしちゃいます笑ハズビンホテル特にV軍団が大好きなのでこういう小説助かります☺️更新頑張ってください！ (3月2日 21時) (レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2024年2月15日 18時
