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人体実験の生々しくはないが直接的な表現あり。
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劣悪な環境にいました。
彼処は薄暗く不気味な場所で、鉄の錆びた匂い＿＿多分血液だろう＿＿が充満する不衛生な場所でした。
日々職員の憂さ晴らしとして暴力を受けることも多々あり、
「齢４歳」の自分に寄ってたかって殴られる。
その時は大人というものが酷く怖かったのを覚えています。
でも、それだけの場所なら我はこれ程苦しんではいなかったでしょう
毎日毎日実験体になり苦痛を受ける日々でした。
ある時は電気実験。
実験椅子に雁字搦めで動けなくしたあと電力を上げていく。実に非人道的であった。
ある時は医療実験。
といっても名ばかりで、実際は治癒異能を用いた解剖実験。実に非人道的であった。
ある時は異能実験。
異能施術を受けた。比較的軽いものではあったが半年メンテナンスしないと体が腐り落ちるそう。実に非人道的であった。
毎日毎日、気が狂いそうで。でも、我はここしか無いから...と我慢し続けて。
でも、ある日。聞こえてしまった。
研究員の話し声が。
どうやら我は見知らぬ兄への強化訓練で使えるレベル、ここまでがセーフなのか。アウトなのかを知るためだけの道具らしい。
心が崩れた感覚があった気がする。
信用していた研究員だった。こっそり地下に来ては
でも、その人はこう言っていた。
「彼奴？別に情も何もないよ 笑
荒覇吐に命令されたから来てるだけだし。本当に可哀想、だってさあ道具なの気づいてないんだよ？
目の前が真っ黒になって。
何も考えられなくなって。
もう、全てが面倒臭くなって。
我は、監視員の目を潜り抜けて一目散に逃げました。
続く (更新停止中)
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作者名：朱憑 | 作成日時：2023年9月13日 16時
