【ハイキュー!!】モテる女子だからヒロインって訳じゃない

本音は奥底 ページ21

翌日、親友の2人と何かあったことを知った



ヒロインこと金森美晴は




昼休み、私を呼び出した。









美｢ねー、親友の2人と縁を切ってくれない？｣









好都合だった。








『......なん.....で....？』


美｢私が落ち込んでるところを慰めて距離を縮めるためだよぉ。｣





予想がつきすぎてキモイ。




『わ....か......った...。』


美｢ならよろしくね〜ついさっき、呼んでおいたからー｣









お仕事が早くて助かりますよ。









これで、貴方が悪い人だと知った時の









彼らの恨みが何倍にもなってくれる。









岩｢おい、A。｣


松｢話ってなんだ？｣









バイバイ









気付いてくれなかった親友達









『今後、話しかけてこないで。』









2人の顔が歪んだ。









ヒロインの顔はニヤリと笑った。









岩｢何でだよ!?｣


松｢久しぶりに話せたと思ったら...!!!｣






『そーゆうことで。じゃーね。』









岩｢おい待てよ!!｣







はじめに手首を掴まれて





一静には行く手を阻まれる。









『私は2人と居ることで本来の倍の傷を負ったから。』



岩｢......は？｣





『2人と居ることで私のしている事が無意味なことを改めて思い知ったから。』









ヒロインはもう居なかった。






きっと、相談しに来てくれるのを待っているのだろう。









松｢お前....何があった....｣









『毎日一緒に居るのに気づかなかったね。』









本当は言いたくない。









縁なんか切りたくない。









『若利は....白鳥沢の皆は気づいてくれた。』









岩｢.........アイツに俺は何もかも勝てないのかよ。｣







『縁、切るね。バイバイ。』









歩いた。いつも通り。そして








体育館裏で









2粒の涙を落とした。









本当は縁なんか切りたくない。





ずっと、一緒に居たい。









だけど、2人を引きはがすことで








あの子が絶望に落ちていくなら。









この本音は奥底に落としておこう。

宛名不明→←合宿の参加

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す