じゅうはち ページ19
零さんに引きずられて、着いたところは軽音部の部室。
『え、なんか棺桶置いてあるんだけど...不吉...』
「なんてこと言うんじゃ、我輩の寝床を...」
『え、棺桶で寝てるんですか？え、やば...』
「その目で我輩を見るのやめておくれ...悲しくなってくるぞい...」
『まぁそんなことはどうでも良くて...
授業！始まっちゃう！！』
「俺もよくサボってるし大丈夫だよ〜！」
『薫さんと一緒にしないでください！！』
「え〜！だって、Aちゃんもよくサボって、
ハコに来てたじゃん〜！」
『それは昔の話！！今は真面目にしてるんです！』
「あのAが...ちゃんと授業に出ておるなんて...」
『零さん、それ失礼です。』
「まぁ、今日ぐらいはいいじゃろう。
先生に何か言われたら、
我輩と薫くんのせいにしたらいいぞい。」
『初めからそのつもりです〜！』
乙狩先輩と大神先輩はどうやら教室に戻ったらしく
軽音部の部室にいるのは私と零さんと薫さんの3人。
カーテンは締め切られていて、
部室の電気だけがついている。
「ところで、どんな経緯でワンコがAのことを知ったんじゃ？」
『私が今度のイベントに出るユニットの新曲の振り付けを考えてたところに来たって感じです。』
「あ〜...Aちゃん、
昔からダンス上手だったもんね〜」
『なるべく目立たずに過ごしてたのに.....』
「第2のプロデューサーなんだから、目立たずって言うのは無理じゃないかなぁ？」
『そうでも無いですよ？何にせ、あんず先輩が凄い方
なので、私は期待もされてないし。』
「え、けどいくつかユニット担当してたりしてるんでしょ？」
『してますけど...アレですよ、私が担当してるユニットは全部、あんず先輩がプロデュースしているユニットの前座ばかりです。
私が担当するユニットメインの企画は1度もしたことがないです。』
「えっ...そうなの...？」
『はい。まぁけどまだ転入してきて、そんなに経ってないし...そんなもんなのかな〜とも思ったり...』
「いや...あんずの嬢ちゃんは割と初めから、色々とやらされておったぞい？」
『あ〜まぁやっぱりそうですよね。
じゃあやっぱり、期待されてないみたいですね私。』
そう言うと、2人の顔が可哀想という表情になる。
私があんず先輩のような実力がないことわかってるから
今更どうってことないのになぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年5月20日 13時) (
レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´･ᴗ･`このお話を考えてくれてありがとうございます！これからの展開楽しみにしてます！ (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新楽しみです！ (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです！いつも読まていただいております(●´ω｀●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：旋菜 | 作成日時：2022年3月21日 0時
