二、頼みごと ページ5
件の女子トイレへ辿り着くまでに後輩に逃げられた回数、計五回。
そろそろ凹むぞ。
目を合わせただけで逃げられるのはちょっとな…
女子トイレの扉越しに少女と少年の話し声が聞こえる。
今日は光はいないみたいだな。
扉を開くと、七不思議の七番『トイレの花子さん』が私の目当ての少女を揶揄い倒していた。
私を見るなり怯えた表情を浮かべる"八尋寧々"。
敵意むき出しなの視線を向けてくる"トイレの花子さん"。
一つ溜息をつき、あくまで花子さんは見えない体で話しかける。
『八尋寧々だな。毎日ここの掃除をしてるのか？』
寧「は、はい！」
うむ…。完全に怯えきっているな。
『そんなに身構えないで欲しい。今手は話せるだろうか？少し話がしたいんだが…』
寧「もちろんです！」
『ありがとう』
八尋寧々を連れ出す私を、花子はなんとも言えない瞳で睨んでいる。
その目は少し、怪異を見る時のあのクズ男に似ている。
女子トイレを離れて屋上へと足を運ぶ。
八尋寧々は未だに私に怯えているようだった。
『…私は怖いか？』
寧「い、いえ！そんなこと…」
『無理しなくていい。今日は君に頼みがあって来た』
寧「頼み？」
『私の"噂"を変えて欲しい』
寧「へ？」
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翼 - 続きが気になります！更新、楽しみにしてます！ (2021年4月18日 12時) (
レス) id: e6efe56fc6 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年3月14日 12時) (レス) id: 8704b5e388 (このIDを非表示/違反報告)
イツキ(プロフ) - 若葉さん» 独り言みたいだからですか？ (2020年3月13日 22時) (レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
イツキ(プロフ) - 花っち�擦気�» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年3月13日 22時) (レス) id: d483986195 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - なんか、狐と夢主ちゃんのお会話シーンみんなにとって厨二とおもったのは、私だけですか? (2020年3月13日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イツキ | 作成日時：2020年1月25日 20時
