弐拾参話【後編】 ページ7
瑠維「ふぅ…」
炭治郎「瑠維!大丈夫か!」
瑠維「平気!今は集中して!」
瑠維(朱鳥の方は終わったみたい…こっちも早めに終わらせないと...)...って!危な!」
炭治郎「瑠維!」
炭治郎(分かる…刺激臭も収まってきた…糸の匂いもわかるぞ!これなら戦える!)
?(思ったより頭の回る奴だな…まぁ…関係ないんだけどね…)
炭治郎「水の呼吸 壱ノ型!水面斬り!」
瑠維「炭治郎くん!その糸を切ったらだめ!」
パリンッ
炭治郎「えっ..?」
瑠維「炭治郎!!!」
炭治郎「あっ!!」(投げ飛ばされる
ドゴォォオン!
瑠維「っ!お前!」カッ!
炭治郎(そんな…刀が!)
瑠維「炭治郎君!無理しないで!」
炭治郎(刀が折れた…?信じられない...!
すみません。鱗滝さん…鋼塚さん…俺が未熟なせいで...刀が折れてしまった....!!)
ヒュッ
炭治郎(いや!今はそんな場合じゃない!考えろ!考えろ!糸が斬れないなら間合いの内側に入れば!)
瑠維「炭治郎君!避けて!」
炭治郎「なっ!」
ザッ!
炭治郎(無理だ…生きているように動く糸を攻撃わわ抜けて行けない!そもそも殺さない程度にと加減されているのにこれだけ追い詰められているんだ!瑠維はまだ余裕があるようだ…凄い)
?「どう?まださっきの言葉を取り消す気にならないのか?」
瑠維「絶対取り消すもんか!」
?「…そう...ならお前らはもういい。」
キュッ
瑠維「炭治郎君!(追いつかない!)」
炭治郎(避けきれない!瑠維からも距離がある。こっちに来れない!)
ビシャァ!
?「なっ!」
瑠維「そんなっ!」
炭治郎「っ?!」
炭治郎「禰豆子!」
瑠維「禰豆子ちゃん!!」
ガッ
炭治郎「禰豆子!禰豆子!兄ちゃんを庇って!ごめんな…」
瑠維「…っ!」ポロポロ
姉さん「背負っている箱から女の子が?でも…気配が鬼だわ」
瑠維「…」ギロッ!
姉さん「っ?!」
?「お前…それ…その女!兄弟か?!」
炭治郎「だったらなんだ!」
禰豆子「っ!」
瑠維「禰豆子ちゃん!!」
炭治郎(早く治れ!早く治れ!早く治れ!)
?「兄弟…兄弟!妹は鬼になっている…それでも一緒にいる」
姉さん「る、累」
累「妹は兄を庇った。身を挺して…本物の絆だ...!欲しい...欲しい!」
姉さん「ちょっ!ちょっとまって!待ってよ!お願い!私が姉さんよ!姉さんを捨てないで!」
累「黙れ!」
瑠維「?!」
つづく
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時