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焼きあがった2人分のハンバーグを盛り付けていると電話がかかってきた
｢もしもし？｣
永瀬｢もしもし A 今日家泊めてくれへん？｣
｢大阪にいるん？｣
永瀬｢そうそう 友達に会いに来たんだけど泊まるとこないわと思って｣
｢いいよ ご飯食べた？｣
永瀬｢まだ食べてへんからお腹すいてるねん｣
｢ならちょうど良かった ハンバーグあるから｣
永瀬｢まじで 今すぐ行くわ｣
少しするとインターホンがなって廉がやって来た
永瀬｢急にごめん｣
｢ちょうど良かったから ハンバーグ1人分余っててん｣
永瀬｢なんで？｣
｢まぁ先に食べようや お腹すいてるんやろ？｣
廉とは関西に居た頃から仲良くて東京へ行ってデビューしても変わらない関係だった
歳は離れてるけど対等に接してくれる
永瀬｢で、どうしたん？｣
｢実はさっきまで流星とおってん 泊まる予定やったんやけど出てっちゃって｣
永瀬｢大西さんが？！｣
｢うん、｣
それから廉に今まであったことを話した
永瀬｢えぇなんなんやろ？大吾に聞いてみる？ でもAと離れて寂しかったんやないの｣
｢私だってもう流星と一緒やないのかってなった時は寂しかったけどそれはしょうがないやん｣
永瀬｢大吾に聞いてみるわっていうか明日仕事でA家泊まりに来てたんやろ？大吾家行ったんやない？｣
｢明日朝早いって言ってたからそうかもなぁ｣
永瀬｢うん、大吾家にいるって｣
｢そっか｣
永瀬｢Aも明日早いん？｣
｢朝一で春松竹の稽古｣
永瀬｢じゃあ早く寝ないと｣
｢うん お風呂湧いてるけど入る？｣
永瀬｢先入ってきなよ｣
｢ん、じゃあお先に｣
それからどこかすっきりしないままベッドに入った
朝起きるとまだ廉は気持ちよさそうに寝ていて起こすのも悪いから鍵と朝ごはんを置いて
雨の中稽古場に向かった
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作者名：もる | 作成日時：2020年5月21日 21時
