＜ヒプマイ＞何億回の『好き』を君に言うよ。

診察２２回目 ページ30

少女の両親はいません。


簡単に言うと、仕事ばかりしている両親なので、子供のことには一切考えもしない人達でした。



少女は生まれてからただ、大きな家でひたすら勉強することしかありませんでした。



勉強して、テストで100点を取れば両親と一緒にいれる時間が増えると思ったからです。




でもそれは、意味が無い行動でした。



両親達はお互いに不倫をしていました。
父親が別の女の人と裸の関係になっていました。
それに気づいた母親は寂しくなって、ひたすら若い男の人を家に連れ込んできては身体と身体を愛しあっていました。



毎日のように、隣から聞こえる喘ぎ声。




少女は、その日から変わりました。






一人で生きて行こう、誰にも頼らずに自分一人で。





少女はその日から体の異変を感じました。




何度もなる、過呼吸、咳、頭痛、たちくらみ、目眩、などの異変。




それが１週間続き、流石にやばいと思い、病院に行きました。




医者は生まれつき体が弱いと言い、次の医者は病気だね、また次の医者は病名不明の病気だね、僕の力では治せない、別の病院に紹介状をだすね、ごめんね、分からない。…の繰り返しでした。




そんな日々が続いて10年以上。





やっと、少女の病気を治してくれる先生がいました。





少女の足りない感情を教えてくれたり、優しく笑いかけてくれたり、相談乗ってくれたり、全力で少女の病気を治す、天才医師が。



〜過去編終了〜




１話だけですみません。。。
また詳しい内容はまた今度♪
コメントくれると嬉しいデス((￣▽￣))

診察２３回目→←診察２１回目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す