26話 ページ29
時が過ぎるのは早く、不安が残るまま潜入任務に行くことになってしまった。
『じゃあ家の事よろしくお願いします。いってきます。』
朝早いのに見送りをしてくれるヨルさんに挨拶をして早速学校に向かった。
イーデン校にむかう電車に揺られながら考える、そういえば私教師経験ないわ。
副担任とはいえ、一人前の教師だ。
……まぁどうにかなるかな。
電車内にアナウンスが響き、もう降りる駅だということに気付く。
電車をおり、改札を出て少し歩くとまるで某魔法学校のような大きな学校が現れた。
さすが都会とでも言っておこうかな。
校門を過ぎて学園長や他の先生方に挨拶を済ませて、書類やらなんやらを渡し、アーニャさんやダミアン様がいる1年生への教室へと案内してもらった。
担任のヘンダーソン先生が軽く私のことを説明し、自己紹介を促してきた。
『今日から副担任を務める、リコラ・トークシーだ。
訳あって2週間と短い期間だがよろしく頼む。』
おっとりしてそうな優しい見た目に反してやや強気な口調で自己紹介をする。
これは少し厳しい印象を与えることで、休み時間などに生徒を近付けず、ダミアン様の守護や監視に集中できるようにするためだ。
その後は淡々と授業が進み、ついに休み時間になった。
私の魂胆では生徒を寄せ付けないはずだったのだが、何故か今多くの生徒に囲まれて質問攻めになっている。
｢リコラ先生ってどこ出身なのー？」
｢先生は何で2週間しかこの学校に居ないの？」
｢せんせー！一緒に遊ぼー！」
たくさんの小さい子に囲まれるということ自体初めてなため、身構えてしまう。
2週間も上手く耐えれるだろうか……
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燈花(プロフ) - ㊙︎さん» そうなんですね！細かい所まで見てくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年5月24日 18時) (
レス) id: 9b4ea3fbaa (このIDを非表示/違反報告)
㊙︎ - 俺の誕生日も3月23日です笑笑 (2022年5月22日 18時) (レス) @page2 id: 2021a0a852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈花 | 作成日時：2022年5月15日 15時
