25話 ページ28
コンクリートの壁にかけてある練習用の銃をいくつか手に取って、的に向かって引き金を引いた。
どうやら腕は落ちていないみたいだ。
イーデン校に潜入するのはいいが、アーニャさんにバレないだろうか。
いくら変装をしているとはいえ、子供は少しの違和感に気付いて見抜いてしまうことがある。
金に近い茶髪を黒に染めて、肩ぐらいの長さに切り、目はコンタクトで黄色にかえる。
顔もメイクで少しタレ目気味にする。
体格は少し変えるために、胸に詰め物を入れて大きくして厚底の靴で身長を高くしようと思う。
ヨルさん達には長期の仕事が入って暫く帰れないということにしておこう。
期間はおよそ2週間だけだし、許してくれるはずだ。
カツラなどの変装道具を使えばいいじゃないかと思うかもしれないが、黄昏さんのように慣れていないとなかなか大変なのである。
さて、練習もお開きにして家に帰るか。
サッサと素早く片付けを済まし、家に帰って夕飯をつくった。
2週間家を空ける話は夕飯を食べた後につたえればいいかな。
アーニャさんの好きなハンバーグを作ってスープやサラダを机の上に運び終えた時、ちょうど黄昏さんやヨルさん、アーニャさんの3人が帰ってきた。
『お帰りなさい、もう夕飯はできましたよ。』
｢かせーふ！今日の夜ご飯は！」
『アーニャさんの好きなハンバーグです！』
｢ボンド、今日はかせーふの美味しいハンバーグ教えてやる！」
｢ボフッ！」
今日もフォージャー家は賑やかだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燈花(プロフ) - ㊙︎さん» そうなんですね！細かい所まで見てくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年5月24日 18時) (
レス) id: 9b4ea3fbaa (このIDを非表示/違反報告)
㊙︎ - 俺の誕生日も3月23日です笑笑 (2022年5月22日 18時) (レス) @page2 id: 2021a0a852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燈花 | 作成日時：2022年5月15日 15時
