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第396話〜鬼太郎抹殺作戦〜 ページ24

炎が無くなった今、鬼太郎は素早く立ち上がってコックピットに駆け寄った

鬼太郎「父さん!Aちゃん!!」

走りながら毛槍を抜き、コックピットの硝子に突き刺す

突き刺した場所を割って穴を作り、目玉おやじとAを引っ張り上げた

そして鬼太郎はAを抱き寄せ、目玉おやじを肩に乗せる

目玉「鬼太郎ぉ…!」

A「鬼太郎さんっ…!」

抱き寄せられたAは鬼太郎の肩に顔を埋めた

鬼太郎「父さん…Aちゃん…!」

だがこの炎の中、いつまでも感動の再会に浸っている訳にもいかない

鬼太郎はAから体を離して、Aの頬に手を触れる

鬼太郎「Aちゃん、怪我はない?大丈夫?」

A「は、はい…大丈夫です!」

ホッと息をついて、今度は肩に乗っている目玉おやじに目を向けた

鬼太郎「父さんも…さぁ、この中に入ってて下さい!」

目玉おやじを手の平に乗せ、学童服の襟を引いて服の中に目玉おやじを入れる

そして、Aに優しく微笑みかけた

鬼太郎「Aちゃん、危ないからここから離れないで

必ず、戻ってくるから」

A「…分かりました!」

鬼太郎はAが頷いたのを見ると、片車輪の炎が纏う回転部分に向き直る

鬼太郎「…皆が来てくれた…人間の街は絶対に守ってみせる!」

鬼太郎は回転部分に向かって走り出す

そしてちゃんちゃんこを片手で回しながら広げ、大きくなったちゃんちゃんこを回転部分に覆い被せた

回転部分はちゃんちゃんこによって回転を止められ、メキメキと潰されていく

『ぐおおおおおっ!?

止まるぅぅぅッ!?』

回転が完全に止まるとコントロールを失ったシャトルは海に落ちていく

A「きゃあっ!!」

シャトルが傾いた拍子にバランスを崩しかけるA

しかし、鬼太郎がAの手を握って横抱きに抱えると一反木綿に飛び乗った

シャトルは人間の街に到達する前に、海の中へ沈んでいく

『うわぁぁぁっ!!火が、火が消えるぅぅぅ……』

海に落ちた片車輪の声は、やがて聞こえなくなった

────────
─────

ぬら「くそっ!折角あと一歩という所だったのに…!」

悔しそうに歯噛みするのはぬらりひょん

朱の盆「ぬ、ぬらりひょん様ぁ〜…早く逃げないとヤバいですよ…!」

街を睨み続けるぬらりひょんの周りを朱の盆がオロオロと廻る

ぬら「えぇい、回るな鬱陶しい!!」

今度は蛇骨婆を置いてきぼりの長いコント(笑)が始まった

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設定タグ:ゲゲゲの鬼太郎 , 夢主 , 妖怪   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - スムージーさん» えぇ、もちのろんです。(真顔)← (2017年11月19日 21時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - 桜さん» ありがとうございますぅ!!!いえいえ、作者も変なので全然大丈夫ですよ!!wこんな小説でも発狂してくれたなんて、嬉し過ぎてこっちが発狂しそうです!これからもどうぞ見ていってください! (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
スムージー(プロフ) - サヤノさん» おぉ!ありがとうございます!参考にさせていただきますね!もう随分前からお待たせさせてしまってますが、もう少しで書けるのでお待ち下さい!リクエストを貰った側が言うのもなんですが、本当にごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月19日 19時) (レス) id: 3a0be2ec99 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もうめっちゃ大好き!!いきなり変な事言ってすみません。頑張ってください!!もう、毎日見て発狂してますww← (2017年11月19日 17時) (レス) id: 8ed3d38901 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 出来るだけ早く、妖怪裁判の前の回は確かゴーゴンと古椿とモンローさんとピーさんの列車と一目入道と鬼太郎グッズとゆらりひょんの脱獄と見上げ入道さん親子と二大鬼髪と松明丸と死神ツアーとそれから地獄ツアーと西洋妖怪対戦で以上です。 (2017年11月19日 9時) (レス) id: 876a5b3505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スムージー | 作成日時:2017年10月6日 20時

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